第46回 モンテネグロ×ボスニア編『紛争を乗り越え観光立国を目指す両国の国境』
国境ハンター:松井絵里奈
◆今回の舞台はバルカン半島に位置するモンテネグロとボスニア。
元々「ユーゴスラビア」という一つの国だった両国...独立後は「観光立国」として急成長するモンテネグロと、紛争を乗り越え「復興途上」にあるボスニア。初登場となる国境ハンター・松井絵里奈が、二つの国の国境を歩きます。
◆「アドリア海の秘宝」モンテネグロ随一の絶景を望む
まずはモンテネグロ南部の港町・コトルから旅をスタート。「コトル旧市街」は世界遺産に登録されています。猫にグルメに魅力満載の町を散策していると、約5kmに及ぶ城壁を発見。オスマン帝国など強大な周辺国から町を守り続けていた城壁は、今では国内屈指の絶景ポイントとなっていました。
◆「ヨーロッパ最後の秘境」 モンテネグロの大自然を体感
ボスニアと国境を接する町・プルジネに訪れたハンター。この一帯は深い峡谷が連なり、雄大な自然が広がる人気の観光エリアです。その自然と地形を生かしたアクティビティで近年、有名になったプルジネ。町のシンボル・ピヴァ湖では1.4kmにも及ぶ「絶景ジップライン」に挑戦。さらには、世界有数のラフティングスポットであり、二つの国の国境線にもなっている川で「国境ラフティング」を体験します!
◆「紛争の激戦地」 ボスニアの国境地帯をハンティング
ボスニア入りをしたハンターは、検問所から一番近い町・フォッチャへ。国の独立をきっかけに民族間の対立が深まり勃発したボスニア紛争...そのなかでもフォッチャは特に衝突の激しい地域でした。紛争終結から20年以上が経ち、着実に復興が進むボスニア...その国境沿いをハンティングします。
◆復興が進む町に起きる「変化」を探る
フォッチャから約30km、隣町のゴラジュデに訪れたハンター。町の中心部にかかる不思議な「二重の橋」を発見。紛争の遺産が今では町の観光資源になっていることを知ります。復興が軌道に乗り、周囲も徐々に観光地化される中、町にはある「変化」が起きていました。