5月27日~5月31日
5月27日(月)
「検証"日米首脳会談" 双方の狙いと思惑」
ゲスト:太田 昌克(共同通信 編集委員)、海野 素央(明治大学政治経済学部 教授)
元号が令和となってからは初めて来日したアメリカのトランプ大統領は、新天皇に接見する初の国賓となった。先月には安倍総理が訪米、また来月は、再びトランプ大統領がG20で来日予定。日米首脳会談は、異例の三か月連続開催となる。
「スーパーボウルより百倍重要」と、来日を招請した安倍総理。そして、中国との貿易協議が過熱する慌ただしい中で、敢えてそれを承諾したトランプ大統領。果たして今回の首脳会談での、両首脳それぞれの「思惑と狙い」とは何か?
そして、歴代最多の外遊を誇る安倍外交だが、「G20時にも調印か?」とまで言われたロシアとの北方領土交渉の雲行きは怪しくなり、ここにきて浮上してきたのが、北朝鮮・金委員長との「無条件対話」。二度の米朝会談において議論を依頼し、拉致被害者家族とトランプ大統領との面談もお膳立てした安倍政権。これまで動かなかった拉致問題を、この会談を機に動かす事はできるのか?
5月28日(火)
「検証"日米首脳会談" 側近が語る交渉舞台裏」
ゲスト:河井 克行(自民党 総裁外交特別補佐 / 自民党 衆議院議員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)
検証"日米首脳会談"の2日目は、安倍首相の首脳外交を間近で支える自民党総裁外交特別補佐の河井克行氏に、会談の舞台裏を聞く。
河井氏は、トランプ氏が米大統領選を制した直後、安倍首相の指示で渡米。政権移行チームの関係者らと会い、首脳会談の地慣らしを行った。現在も頻繁に渡米し、党の立場から安倍首相の外交を支援する。いかにして、緊密な日米関係を築いたのか? 首相側近の河井氏に、日米首脳会談の背景を聞く。
5月29日(水)
「検証"日米首脳会談" 通商交渉の行方」
ゲスト:安井 明彦(みずほ総合研究所 欧米調査部長)、中北 徹(東洋大学経済学部 教授)
日米首脳会談のテーマのひとつである、通商交渉。「早期に対日貿易赤字を減らしたい」と迫るトランプ大統領に、安倍首相はいかに切り返すことができたのか。そして、自動車・農産物・デジタル貿易という3分野で、それぞれどのような調整が行われることになったのか......。
加えて、着地点の見えない米中対立の板挟みになった、日本の苦しい立場とは?日米首脳会談であらためて浮き彫りになった、日米と米中、それぞれの貿易摩擦の真相、またそれが日本の経済と家庭に与える影響について、徹底検証する。
5月30日(木)
「困った高齢者にならないために」
ゲスト:和田 秀樹(評論家 / 精神科医 / 国際医療福祉大学大学院 教授)、吉永 みち子(ノンフィクション作家)
先月東京・池袋で起きた、乗用車が暴走して母子が死亡、10人が負傷した重大交通事故。ドライバーが、医師から運転を控えるよう言われていた87歳だったことで、高齢者ドライバーへの厳しい声が上がっている。その影響で免許を返納する高齢者も急増しているが、一方では、自分の運転に自信を持っているため、家族から求められても、頑なに運転を続ける高齢者も多いという。
他にも"ゴミ屋敷"で近所に迷惑をかけたり、小さなミスに対して大声でわめく......などなど、「困った高齢者」は至る所に。そんな高齢者たちを、家族はどう扱うべきなのか?また、将来自分が「困った高齢者」にならないためには、どうすれば良いのか?
「困った高齢者」問題は、超高齢化社会となっていく日本が必ず直面する緊急の課題。「老年精神医学」の専門家である、精神科医・評論家の和田秀樹氏が、その対処法や防止策を伝授する。
5月31日(金)
「日米首脳会談の舞台裏を読む」
ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)
金曜日は、1週間のニュースを総括。BS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、月曜~木曜ゲストの注目発言を、各界論客と共に振り返る。
今週は、アメリカのトランプ大統領が来日。日米首脳会談が行われ、番組でも3日間に渡り、その舞台裏と日米間に横たわる様々な問題を取り上げた。それらをもとに、政治アナリストの伊藤惇夫さんと、今回の日米首脳会談を改めて読み解いて行く。