5月20日~5月24日
5月20日(月)
「高齢者ドライバーと車社会 共存の道とは」
ゲスト:高山 俊吉(弁護士)、鳥塚 俊洋(JAFメディアワークス ITメディア部 部長)
今月初め、神戸・三宮と東京・池袋で、母子が犠牲になる痛ましい暴走事故が連続して発生した。その事故を起こした運転手が64歳と89歳だったことから、改めて「高齢者ドライバー問題」が注目を集めている。
これらの事故をきっかけに、高齢者からの運転免許の自主返納が増加しているという。しかし、公共交通が発達した大都市と、移動手段を自動車に頼らざるを得ない地方とでは、交通の実情は大きく異なる。もしも高齢者から機械的に運転免許を取り上げることになれば、地方では貴重なライフラインを失う事にも直結する。
日本全体で高齢化社会が進行する中、高齢者の運転や生活を保障しながら、我々の交通安全をいかにして確保していくべきなのか?専門家を交えて議論する。
5月21日(火)
「70歳まで働く社会とは? 社会保障の未来を予測」
ゲスト:橋本 岳(元厚生労働副大臣 / 自民党衆議院議員)、結城 康博(淑徳大学総合福祉学部 教授)
平成時代からの課題で、待ったなしなのが「社会保障改革」だ。令和時代には高齢化が加速度的に進み、2036(令和18)年には、3人に1人が65歳以上になるとの予測。
高齢化で社会保障費が年数千億円規模で増え続ける中、急務なのが、医療・介護の提供体制。介護分野では、人材難から倒産に追い込まれる事業者もあり、介護職員不足を前提にしたサービス確保が求められている。そしてその一方では「70歳まで働く社会」の到来も予想される中、それらに必要な政策を提言する。
5月22日(水)
「がんになっても困らない 生活防衛術」
ゲスト:黒田 ちはる(看護師 / ファイナンシャルプランナー)、勝俣 範之(日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 教授)
日本人の2人に1人ががんになる時代。しかし、医療の進歩は目覚ましく、がんは治らない病気ではなくなりつつある。
問題は、がんと闘い、がんと付き合って生きていくためには、お金がかかるということ。「働き盛りに発病して人生設計に変更を余儀なくされる」、「年金世代で治療費捻出、定年後の再雇用への影響する」など、大きな悩みを抱えている人は少なくない。
そんなピンチから抜け出すためには、民間サービスだけでなく、「高額医療費制度」や「障害年金」などの公的サービスをうまく活用することがカギとなる。「知らないと損をする」、そして、「ほとんど知られていない」、いざという時のための「備えと対策」について、わかりやすく解説する。
5月23日(木)
「『前提条件なし』日朝会談の行方」
ゲスト:礒﨑 敦仁(慶應義塾大学法学部 准教授)、高 英起(デイリーNKジャパン編集長)
安倍首相は、日朝首脳会談について「前提条件なし」に実現を模索する考えを表明。日本人拉致問題の進展を前提としていた従来の方針を、大きく転換した。
「北朝鮮との対話を進めるアメリカと歩調を合わせる」と日本政府は説明しているが、当の北朝鮮は、新たに弾道ミサイルを連射する挑発行為を続けている。これまでの交渉では裏切られ続けてきた日本にとって、前提条件なしへの方針転換は、吉と出るか凶と出るか?そしていまだ解決の糸口が見いだせない拉致問題に、進展はあるのか?
北朝鮮の国内事情・周辺国との外交に詳しい専門家を迎え、日朝首脳会談が実現した際に金正恩委員長が突きつけるであろう条件、さらに安倍首相が引き出せる成果について、考える。
5月24日(金)
「衆参ダブル選挙と消費増税延期の可能性」
ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
火曜日は、「70歳まで働く社会」とはどのような社会になるのか、年金受給年齢は上がるのか、等について、元厚生労働副大臣の自民党・橋本岳衆議院議員に聞いた。木曜日は、安倍首相が意欲を示す日朝会談が実現するのかどうか、専門家2人の意見を聞いた。
ゲストは、政局に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏。衆参ダブル選挙、そして消費増税延期の可能性について見解を聞く。