第34回 スペイン×モロッコ 後編『夢と希望が交差する国境』
国境ハンター:石田佳央
◆モロッコにスペインと同じ「白い村」
ジブラルタル海峡を挟んで、同じ「白い村」が存在するスペインとモロッコ。レコンキスタという再征服運動によって生まれた、同じような街。そしてフラメンコも!なんとレコンキスタで追われたアラブ人と、ジブシーの文化が混ざり合って誕生していた。
◆「青い街」シャウエン
ハンターは、レコンキスタでスペインを追われたユダヤ人が住む町があると知り、その情報をもとにシャウエンへ。そこは、ユダヤ人の聖なる色「青」で塗られた街で、今や「インスタ映え」で観光で人気となっている場所だった。
◆レコンキスタから大航海時代へ
レコンキスタをきっかけに、大航海時代がはじまった情報を入手したハンター。その詳細を知るため、国境ハンターはセビリアへ向かう。セビリアには街路樹にオレンジの実がなり、巨大な大聖堂がそびえ立つ。大聖堂の中に入ると、棺を担ぐ4人の王の彫像...棺に納められていたのは王より偉大な大航海時代の人物という。調べていくと続々と興味深い事実が...。
スペインとモロッコの国境を歩いてみたら・・・。そこは、昔も今も、夢と現実が交差する場所だった。