3月18日~3月22日
3月18日(月)
「求められる国際貢献とは?海外協力隊の今」
ゲスト:山本 美香(青年海外協力隊 事務局長)、薬師川 智子(元青年海外協力隊員)
1965年、ラオスへの5名を皮切りに派遣が始まった青年海外協力隊は、いまや78か国に2300人の隊員を派遣するまでになった。
当初「戦後復興」が謳われたが、あれから54年。援助内容も、井戸掘りや自動車修理などから、コミュニティ開発やPC教育など、援助対象国の経済発展と共に大きく様変わりした。
様変わりと言えば、日本の青年たちも...。途上国への寄与、異文化理解など変わらぬ理念のこの国家的事業に、現代の若者たちはどう見き合っているのか。そして高まるシニア層のニーズも。協力隊の実像と今後の課題を考える。
3月19日(火)
「自衛隊23万人の実力は? 最新装備を徹底分析」
ゲスト:葛城 奈海(ジャーナリスト / 予備自衛官)、菊池 雅之(軍事フォトジャーナリスト)
自衛官の募集をめぐり、「6割以上の自治体が協力を拒否している。誠に残念」と国会で訴えた安倍首相。その厳しい実態があらためて浮き彫りになった自衛隊は、警察予備隊を経て、設立から65年が経過した。海外派遣、災害派遣と活動範囲が広がる一方で、中国の軍備増強や宇宙・サイバー分野での脅威も増し、安全保障をめぐる環境は、一昔前とは様変わりした。
本当のところ、自衛隊はどれだけの実力を持っているのか。そして、自衛官の本音とは。最新の装備を紹介しながら、自衛隊の実像に迫る。
3月20日(水)
「花粉飛散!異常気象!日本経済大打撃」
ゲスト:村山 貢司(気象予報士 / 経済評論家)、永濱 利廣(第一生命経済研究所 首席エコノミスト)
今年もスギ花粉の大量飛散に見舞われている日本列島。花粉症患者の増加、悩みもさることながら、「外出を控える」傾向が強くなり、花粉の飛散量増加によって、レジャー、外食、ファッションといった支出が大幅に減少。日本経済への悪影響も心配されている。第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストは、「この春の花粉大量飛散は、1-3月期の個人消費を5600億円も押し下げる」と警告している。
さらに、近年多発している猛暑や豪雨といった異常気象は、日本経済にどのような影響を与えることになるのか。気象予報士による長期予測なども織り交ぜながら、そのマイナス効果を検証する。
3月21日(木)
「知って得する年金制度」
ゲスト:荻原 博子(経済ジャーナリスト)、大江 英樹(経済コラムニスト)
今年1月、厚生労働省は公的年金の受給開始年齢を75歳まで繰り下げた上で、毎月の年金額を65歳開始に比べて2倍程度とする検討に入った。今、年金はいったい何歳から受け取るのが良いのか?今回は、知って得する年金活用術を伝授する。
年金制度が厳しくなるであろう未来......その"平均寿命"との関係とは? 果たして現役世代は将来、年金を受け取ることができるのか?政府が老後に備えての「投資」を勧める、本当の理由とは?
さらに、損得を超えた年金制度の在り方や、人生100年時代、お金に困らないためにどうすれば良いかを、考える。
3月22日(金)
「海外協力隊と自衛隊、花粉&年金」
ゲスト:長田 渚左(ノンフィクション作家)
金曜日はBS11解説委員の二木啓孝とBS11アナウンサーの八木菜緒が、1週間のゲストの注目発言を振り返りながら各界の専門家やオピニオンリーダーの方々に意見を聞く。
月曜日は青年海外協力隊の活動を聞き、火曜日は自衛隊の実像を伝えた。水曜日は花粉の飛散が日本経済に与える影響を聞いた。木曜日は年金問題を取り上げる。