第22回 梅香る北野天満宮~新発見の屏風を求めて~
今回は受験シーズン真っただ中ということで、「学問の神様」で知られる京都市上京区の北野天満宮を訪ねる。北野天満宮は全国に約12,000社ある天満宮の総本社で、「北野の天神さん」として親しまれている。番組では、このほど見つかった境内を描いた最古級の屏風「北野社頭図屏風」を専門家に分かりやすく解説してもらいながら、秀吉が北野大茶会を催した当時の華やかな境内の様子、脈々と受け継がれる京都最古の花街・上七軒の伝統文化、さらには天神信仰について思いをはせる。このほか、2月23日から京都文化博物館で開かれる「北野天満宮 信仰と名宝」を前に、これまで一般の参詣者には非公開だった宝物の数々についても紹介する。また、2月25日に境内で行われる梅花祭を目前に控えていることもあり、梅ほころぶ境内の様子や、依然、全国から刀剣ファンが詰めかけているという「鬼切丸、別名:髭切」(重文)はじめ、名工の技光る宝刀などについても取材し、これまであまり知られていない‟学問の神様・北野天満宮"の魅力を紹介していく。