第9回 時代を生き抜いた建築の中を散歩『江戸東京たてもの園』(東京・小金井)
●時代を生き抜いた建築の中を散歩「江戸東京たてもの園」(東京・小金井)
日本の美術館の魅力を纏めた一冊の本『フランス人がときめいた日本の美術館』。著者でフランス人の美術史家ソフィー・リチャードさんのメッセージをヒントに、女優の野村麻純が、日本の美術館の魅力を再発見するトキメキの旅へ。今回の舞台は、「美しく保存されているたてものを見学しながら歩くのが好き」というソフィーさんお気に入りの野外博物館「江戸東京たてもの園」です。
●「美しく保存された建物を見て歩くの好き」とソフィーさん
美しく保存されている建物を見て歩くのがソフィーさんのお気に入り。約1キロ四方の敷地に30もの文化的価値の高い歴史建造物が立ち並んでいます。すべてが実際に人々が暮らしていた建物を移築しています。
●江戸から、明治、大正、昭和へと移り行く暮らし
東京ドーム約17個分という広大な庭園の中に現れた街のような美術館。江戸から、明治、大正、昭和と移りゆく時代にたてものに暮らした人々の息遣いを感じる。そこには、人々の心意気や、暮らしの知恵がたくさん詰まっていました。
●前川國男が生み出した近代建築の礎となった建築物
世界的建築家ル・コルビュジエの元で修行した日本人建築家の前川國男が生み出した近代建築の礎となった建築物も紹介。世界的な建築家さえ成し得なかった新境地を明かします。
取材協力:江戸東京たてもの園