11月5日~11月9日
11月5日(月)
「1年後に迫る消費増税」
ゲスト:高橋 洋一(嘉悦大学ビジネス創造学部 教授)、永濱 利廣(第一生命経済研究所 首席エコノミスト)
日米の株式市場が不安定だ。10月11日には、日経平均が一時1,000円の下げ幅を記録し、専門家からは、世界経済の拡大局面が終焉を迎えたとの見方が出ている。
一方、安倍首相は先月、来年秋の消費税引き上げを改めて宣言し、キャッシュレス決済時のポイント還元など増税による景気の悪化を防ぐ施策を指示した。しかし、菅官房長官が「リーマンショックのようなことがない限り」と発言し、延期の可能性もゼロではないことを示唆するなど、再々延期の見方もくすぶり、さまざまな憶測を呼んでいる。
今後、世界経済が失速した場合、本当に消費税を上げられるのか?世界経済と消費増税のゆくえを占う。
11月6日(火)
「外国人労働者で大紛糾‼ 移民と何が違うのか?」
ゲスト:木村 義雄(自民党外国人労働者等特別委員会委員長 / 元厚労副大臣 / 参議院議員)、逢坂 誠二(立憲民主党政調会長代行 / 衆議院議員)
深刻な人手不足に陥るニッポン。今臨時国会の焦点は、「外国人労働者の受け入れ拡大」に向けた法律の改正案だ。
政府は「人手不足が解消すれば、さらなる経済成長につながる」として、新制度で50万人超の受け入れを見込む。単純労働を含む各分野で外国人に在留資格を与える考えだが、外国人労働者の受け入れ態勢の整備、不法就労や不法滞在の問題をどう解消していくのか?
はたして外国人就労拡大に必要なものとは?与野党の政策責任者が討論する。
11月7日(水)
「アメリカ国民の審判は!?米中間選挙徹底解説」
ゲスト:堀田 佳男(ジャーナリスト)、中林 美恵子(早稲田大学社会科学総合学術院 教授)
現地時間6日に投開票される、アメリカ中間選挙。大統領への信任を問う意味もある選挙だが、通常はそれほど米国民の関心も高くない。しかし、今回はトランプ大統領の2年間への評価において、反トランプ派も親トランプ派も投票を呼びかけ、高い投票率が予想される。
何より、結果次第でトランプ大統領弾劾への道筋が見えてくるかもしれないのだ。そして、その結果は国際情勢にも大きく影響を与える。
緊張する米中関係は? 貿易戦争の激化で世界経済は?米朝交渉は進むのか?そして、日本への影響は?米中間選挙の結果から、トランプ政権の行方、そして世界情勢を考える。
11月8日(木)
「自民党岸田政調会長に聞く 国会論争の行方」
ゲスト:岸田 文雄(自民党政調会長 / 衆議院議員)
自民党総裁選と内閣改造を受けて始まった、臨時国会。与野党の論戦が繰り広げられる中、最大の争点である「外国人労働者の受け入れ拡大に向けた入管難民法改正案」が閣議決定された。
政府は来年4月からの施行を目指す考えだが、未だ先行きは不透明。法案導入に向け、今どのような対応が必要なのか?そして、首相肝煎りの憲法改正の行方は?
自民党政調会長に再任された岸田文雄氏を迎え、話を聞く。注力する「政調改革」や、次期総裁選に「チャンスがあれば挑戦したい」と語るその思惑にも迫る。
11月9日(金)
「日本の政治に足りないこと」
ゲスト:佐高 信(評論家)
平成になって30年。この間、日本の政治は何を成し、何をしなかったのか。「いま日本の政治に足りないことは何か」を議論する。
今から30年前、平成が始まった時の内閣総理大臣は竹下登であった。その後、非自民による政権交代が起こり、細川内閣が誕生。しかし、翌年には自民党が政権に復帰するなど激動の時代が続き、2009年には再び政権交代が起こる。しかしこちらも約2年で再び自民党が政権に復帰し、今に続いている。
この間に起こった日本政治を動かした本質は、どこにあったのか。そして、ここに来て再び脚光を浴びている田中角栄についても、評論家の佐高信氏と共に振り返る。