11月26日~11月30日
11月26日(月)
「『2島返還』の真相は?日ロ会談を徹底分析」
ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)、下斗米 伸夫(法政大学 教授)、小泉 悠(軍事アナリスト)
安倍首相とプーチン大統領は23回目の日ロ首脳会談を行い、56年の日ソ共同宣言を基に、平和条約の交渉を進めることで合意した。
安倍首相が、歯舞・色丹の「2島先行返還」に舵を切ったとの見方も出る一方、ロシア側は「56年宣言には、引き渡し後の島の主権がどちらになるのか書かれていない」と発言し、今後の行方も気にかかる。
日本が主張してきた「4島返還」は遠のくのか? プーチン大統領はこれまでも、返還後の米軍駐留に対して懸念を示しているが、日米安保への影響は? 日ロ、それぞれの思惑とは?
11月27日(火)
『立憲民主党・幹事長に聞く』
ゲスト:福山 哲郎(立憲民主党幹事長)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
来夏の参院選に向け、野党は一つにまとまれるか?立憲民主党の枝野幸男代表は、32の1人区について、「自民党との一騎打ちの構図をつくる、最大限の努力をする」と野党候補の一本化実現の意向を示す。だが、新閣僚の疑惑が噴出しても野党一体での攻め手を欠き、国会戦術でも抵抗路線を貫く立憲民主党と他党の温度差が目立つ。「1強多弱」をどう打破していくのか?野党共闘への作業が本格化するなか、カギを握る福山幹事長を直撃!
11月28日(水)
「波乱の十一月場所総括!」
ゲスト:旭道山 和泰(元小結)、杉山 邦博(相撲ジャーナリスト)
小結・貴景勝の初優勝で幕を閉じた大相撲十一月場所だが、場所前には白鵬と鶴竜の休場が決まり、稀勢の里の一人横綱で幕を開けた。だがその重責に耐えられなかったのか、初日から4連敗し、結局休場することに。来場所、またもや横綱としての進退が問われる事態となった。さらに、大関陣も安定感を欠き、波乱含みとなった大相撲十一月場所を総括する。
そして、今年も様々な出来事があった各界。絶対的な強さを誇った白鵬も休場が増え、力に陰りが見えてきた。一方で、大関昇進を果たした栃ノ心や、七月場所で初優勝を遂げた御嶽海など、新たな実力者も台頭。将来を嘱望される若手も増え、大相撲は歴史の転換期を迎えている。
おなじみとなった旭道山和泰氏と杉山邦博氏が、「大相撲新時代」を考える。
11月29日(木)
「進化する百貨店ビジネス」
ゲスト:山本 良一(J.フロント リテイリング社長)
少子高齢化、長引く個人消費の低迷、インターネット通販の拡大、そして、インバウンド需要......日本の小売業は大きな転機を迎えている。こうした状況下で、進化を遂げようとしている百貨店ビジネス。
大手の大丸、松坂屋という百貨店事業をコアに展開するJ.フロント リテイリングでは、これまでの小売業の常識を覆すような様々な改革、新規事業展開を図っている。
例えば、女性の社会進出を見据えた保育事業への進出。百貨店ならではの高付加価値型のサービスで新たな市場の創出に挑む。また、百貨店事業も個別の店舗での売り上げを目指すだけでなく、店舗を起点とした街の活性化を目指すアーバンドミナント戦略を進めることで、インターネット通販に対抗するリアルな消費、「買い物文化」の再活性化を目指している。
時代の変化に合わせて、「非連続な成長」と呼ぶ超高速な進化を遂げようとしている、百貨店ビジネスの狙いと可能性に迫る。
11月30日(金)
「小さな経済大国・シンガポールを検証する」
ゲスト:なし
インドシナ半島の南端にあるシンガポール。東京23区とほぼ同じ面積に、人口わずか560万人。第二次世界大戦時には日本が侵攻し占領した歴史がある。その後イギリス、マレーシアなどの統治を経て、1965年に独立した。
民族は中華系が7割を占める。経済発展は目覚ましく、実は一人当たりGDPはすでに2007年に日本を抜き、今や日本の1.5倍となり、まだまだ成長を続けている。
おなじみの「マーライオン」や高級ホテル「マリーナベイサンズ」が、そんなシンガポールのランドマーク。毎年、多くの日本人観光客が訪れる。シンガーポールがここまで発展してきた背景には、推し進めてきた独自の経済政策があると言われている。その経済政策とは何かを探り、検証する。