10月8日~12日

10月8日(月)
「安倍改造内閣スタート 組閣の裏おもて」

ゲスト:田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)、龍崎 孝(流通経済大学 教授)

2日、第4次安倍改造内閣が発足した。麻生副首相兼財務相や菅官房長官など、党役員も含め"骨格"を残す一方、12人が初入閣という顔ぶれとなった。
組閣の狙いとは何か?「史上最長」首相の可能性も出てきた安倍氏だが、貿易摩擦や北朝鮮問題、そして、来年の統一地方選や参院選など、難関を突破することができるのか?
永田町の裏も表も知り尽くしたジャーナリストに改造内閣の注目点や今後の政局について聞く。


10月9日(火)
「史上最長の政権視野に 首相襲う難題どう対処?」

ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、与良 正男(毎日新聞専門編集委員)

本格的に始動した安倍改造内閣。安倍首相は来年11月には桂太郎の2886日を抜き、内閣総理大臣としての通算在職日数が歴代1位となる。2021年までの総裁任期を務めれば、3500日を超す破格の長期政権に。
だが、記録達成までには多くのハードルが横たわる。首相の悲願である憲法改正やアベノミクスの成果、来年の統一地方選と参院選、外交では対米交渉や北朝鮮問題などが控えている。
難題をどうクリアするのか?死角は何か?今後の政局を予測!


10月10日(水)
「東京五輪まで2年 大丈夫か?日本スポーツ界」

ゲスト:細川 昌彦(中部大学中部高等学術研究所 特任教授)、高野 進(東海大学体育学部競技スポーツ学科 教授)

ボクシング・体操・バスケットボール......2年後に母国開催となる東京五輪を控える日本のスポーツ界で、不祥事や騒動が相次いでいる。パワハラ・ドーピング・助成金の不正流用などが常態化してしまった競技団体のガバナンスへの不信感が、国の関与を求める動きを加速させている。
そんな中、先月、超党派の国会議員連盟がスポーツ界の不祥事防止策を議論する有識者会議を設置した。スポーツ界の適正化に向け、議員立法も視野に体制を議論していくという。スポーツ界への"国の関与"のメリット・デメリットを考える。


10月11日(木)
「沖縄米軍基地問題 安倍新政権の対応は?」

ゲスト:古賀 攻(毎日新聞論説委員長)、森本 敏(拓殖大学総長)

米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する玉城デニー元衆院議員が、沖縄県の新知事に当選した。
「日米安保のメリットは日本全土が受けているにもかかわらず、基地負担は沖縄に集中している」という現状に、沖縄は「県外移設」を求めているが、「辺野古移転が普天間の危険性を除去する唯一の選択肢」と主張する政府。このかみ合わない主張、国と沖縄の対立を解消するためには、どのような方策があるのか。
来年春までには辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が行われる見通しの中、3選を果たした安倍首相は、どのように動くのか。今後を徹底検証する。


10月12日(金)
「経営の神様・松下幸之助から今学ぶこととは」

ゲスト:米倉 誠一郎(法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授)

日本を代表する企業・松下電器産業(現パナソニック)を一代で築き、「経営の神様」と言われた松下幸之助についての著書『松下幸之助 きみならできる、必ずできる』を先月上梓した、法政大学大学院教授の米倉誠一郎氏をゲストに、松下幸之助の原点とは何だったのか、経営の神様から学ぶこととは何かを聞く。
また、イノベーションを中心とした企業の戦略や、組織の歴史的研究を長年に渡って手掛けてきた米倉氏に、現代日本の経営者に欠けている点は何かなども聞く。