8月13日~17日
8月13日(月)
「古賀誠元幹事長 戦争と政治を語る」
ゲスト:古賀 誠(元自民党幹事長)
終戦から73年を迎える夏。永田町では自民党総裁選に向けての動きが激しくなっている。3選が確実視される安倍首相は、「憲法改正が大きな争点になる」と発言。今後、憲法論議が活発になることが予想される。戦争を知る世代の自民党OB議員は、今の政治状況をどう見ているのか?幼いころに父親を戦争で亡くし、「日本を戦争のない平和な国にすること」が自身の政治の原点だと語る元自民党幹事長の古賀誠さんに、政治の役割とは何かを伺う。
8月14日(火)
「あなたのお墓大丈夫? 無縁墓の増加と"墓じまい"」
ゲスト:小谷 みどり(第一生命経済研究所 主席研究員)、北見 万幸(横須賀市 福祉部次長)
終活ブームの中、生前に墓を準備しても入れないケースが増加!家族や周囲とのつながりが少ない高齢者が多く、墓の存在を本人以外知らないのだ。最後は無縁墓地に葬られてしまうことも。神奈川県横須賀市では、今年5月から希望する市民に終活情報を生前登録する事業を始めた。墓の所在地などを伝えずに亡くなった場合でも、市が代行し無縁化させない取組みを行う。人口減少や家族構成の変化を背景に、墓じまいや散骨、永代供養を考える人が増える中、新たな弔いの姿に迫る。
8月15日(水)
「ベテラン論客、大いに語る!」
ゲスト:伊吹 文明(元衆院議長)、森田 実(政治評論家)
これまでには考えられないことが続発した2018年。国内では、財務省が公文書を改ざんしていたことが判明。優秀と言われた官僚たちへの信用が失墜した。国際情勢では、アメリカ・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩委員長の首脳会談が実現。朝鮮戦争終結や米朝国交回復の実現も現実味を帯びてきた。そして、世界一の経済大国アメリカが、世界を相手に貿易戦争を仕掛けている。戦後、70年以上かけて培ってきた秩序が、日本国内でも国際情勢においても崩壊しつつあるようだ。そこで、大蔵官僚から政界入りし、衆院議長まで務めた伊吹文明氏と政治評論家として吉田内閣以来、日本の政治を見つめてきた森田実氏に、今の時代を大いに語ってもらう。
8月16日(木)
「離島の暮らしを支えた130年の歴史」
ゲスト:山﨑 潤一(東海汽船株式会社 代表取締役社長)
2020年のオリンピックイヤーに創立130周年を迎える東海汽船は、伊豆諸島の経済を支えてきた老舗企業。しかし東京の南に位置する島々は、少子高齢化の波が本土よりも進み、人口減少に歯止めがかからない状況にある。
構造的には崖っぷちにあるとも言える伊豆諸島。だが、東海汽船による観光客船の高速化(高速ジェット船の導入)や各島の観光協会との連携などにより、近年、輸送実績は好転し、観光収入も盛り返している。 加えて、大島三原山噴火、三宅島噴火、度重なる台風災害時においては、島で暮らす人々の命を守る存在ともなってきた東海汽船。経営者は、この老舗企業をどのように導いてきたのか。130年の歴史を振り返りながら、その社会的意義と離島の未来について、検証する。
8月17日(金)
「高齢者を活かす社会システムを考える」
ゲスト:なし
高齢化が進む日本では、2050年に80歳以上が1600万人、100歳以上は53万人にも達し、その後も増え続けると予想されている。同時に日本全体では人口減少が進み、かつてない事態がやってくる。
そこで必要なのが、高齢者をどう活かすかを考える重要な考え方「ジェロントロジー(高齢化社会工学)」である。高齢者を社会参画させるプラットフォームを作り、それを実現すること。この視点から、埼玉県の上田清司知事と三重県の鈴木英敬知事をゲストに招いて開催された「日総研フォーラム」の様子と、併せて最新の「都道府県幸福度ランキング」を紹介しつつ、高齢者を活かす社会システムとは何か、を考える。