7月2日~6日
7月2日(月)
「日朝会談いつできる?強気の北朝鮮」
ゲスト:五味 洋治(東京新聞論説委員)、高 英起(デイリーNKジャパン編集長)
安倍首相が日朝首脳会談に前向きだ。9月開催の案も浮上し、拉致問題解決への姿勢を強調している。しかし、北朝鮮は「拉致は解決済み」との主張を曲げず、会談実現へのハードルは高い。
「被害者全員の帰国」や「拉致問題解決後の経済協力」を前提とする日本は、今後、会談実現に向けてどう臨むべきか?そして、北朝鮮の思惑は?
過去2002年の日朝会談や2014年のストックホルム合意などを検証しながら、半島情勢の専門家と今後を予測する。
7月3日(火)
「公明党山口代表を直撃! 働き方・IR本音聞く」
ゲスト: 山口 那津男(公明党代表 / 参議院議員)
今月22日まで会期延長した国会。主戦場は衆院から参院に。
先月29日、政府・与党は最重要とする「働き方改革関連法」を成立させた。いよいよ「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案」をめぐる議論が本格化する。安倍首相と公明党の山口代表は、IR法案の成立をどう目指すのか。野党が強く反発する中で、公明党の本音はどこにあるのか? そして、多くの国民が納得しない森友・加計問題での与党の説明責任とは?
来年の統一地方選や参院選に向け、今後の政局のカギを握る公明党の山口那津男代表を直撃!
7月4日(水)
「米中貿易戦争のその先」
ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所 主席研究員)、細川 昌彦(中部大学中部高等学術研究所 特任教授)
トランプ大統領による「鉄鋼製品への追加関税を導入する大統領令」が発端となり、世界経済は波乱含みの緊張状態へ!メキシコやEUによる報復関税の応酬は激化の一途を辿り、中国への制裁関税が開始されれば、事実上の貿易戦争へと突入する。
さらに、G7でも自国優先のアメリカと他6カ国の溝は深まる一方。この混乱は、株式市場や金融市場にも波及し、日本も他人事では済まされない局面を迎えた。。
リーマンショック以降、順調に経済が持ち直して失業率も低下しているアメリカの国民は、この貿易戦争をどう捉えているのか? そして、徹底抗戦の構えを見せる中国の狙いとは?。
7月6日の「Xデー」を目前に、米中貿易戦争のウラで何が起きているのか考える。
7月5日(木)
「少子高齢化社会で移民政策は是か非か」
ゲスト:毛受 敏浩(日本国際交流センター執行理事)、河合 雅司(ジャーナリスト / 産経新聞論説委員)
日本の生産の現場を語る上で、外国人労働者の存在はもはや外すことができない。言い換えれば少子高齢化で労働人口が減少している日本の生産の現場は、外国人の労働力で支えられているといっても過言ではない。
現在、日本で働いている外国人労働者は128万人。日本で働いている50人に1人は外国人ということになる。そんな状況の中、安倍政権はいわゆる「骨太の方針」で50万人の外国人労働者を受け入れることを決定した。これは実質的移民政策へ舵を切ったことになるのだ。
今後ますます増加する外国人労働者と、日本はどう向き合うべきなのか? 定住の是非と、その後ろに見え隠れする外国人参政権をどうするべきなのか?
7月6日(金)
「加速する遺伝子研究の最前線」
ゲスト:斎藤 成也(国立遺伝学研究所教授)、田中 郁也(朝日新聞GLOBE編集部)
月刊の朝日新聞特別紙面「朝日新聞GLOBE」とのコラボ企画シリーズ。今回は遺伝子研究の最前線と、ゲノム解析技術について取り上げる。
1996年、イギリスでクローン羊「ドリー」が生まれ、哺乳類のクローン技術が完成した。その後、牛や猫のクローンが次々生まれ、研究が加速。韓国では死んだ愛犬をクローン技術によって複製するというビジネスが生まれた。いまや技術的には人のクローンを作ることも可能だと言われ、遺伝子研究はここ数年、物凄いスピードで進んでいる。
また遺伝子研究では、「ゲノム人類学」も注目されている。いわゆる「日本人はどこから来たのか」という問題である。今回は、ゲノム解析に取り組む国立遺伝子研究所の斎藤成也教授と、朝日新聞GLOBEの田中郁也記者に話を聞く。