第67話  

BQ_67.jpg ガオンは私たちの子どもよ――そう訴えるハジンを、ドユンは信じられない思いで見つめた。死んだはずの子どもが生きていたが、今度は何者かに連れ去られたのだと彼女は言う。にわかには理解しがたい状況に戸惑いながらも、子どもを見つけてほしいと泣いて懇願するハジンを抱きしめ、俺が捜すと誓うドユンであった。やがて、1人になったドユンの頭の中には思い浮かんできたのは、8年前に見たある写真だった...。