第51話  

BQ_51.jpg 目の前にいる少年は、チャン代表の息子・ガオンとは別人だった。それなら一体誰なのか。すると、今まで頑なに喋ろうとしなかった少年がついに口を開いた。"親はいない。だからガオンでいちゃダメ?"――彼は自分が"ガオン"ならばハジンと一緒に暮らせると思い、"ガオン"であるかのように振る舞っていたのだ。