5月7日~11日

5月7日(月)
「野田聖子氏の本音に迫る!」

ゲスト:野田 聖子(総務大臣 / 自民党 衆議院議員)

連休後も混迷がつづく国会。財務次官のセクハラ疑惑や異次元緩和策などに閣内から異議を唱え、注目されるのが野田聖子総務相だ。支持率低下で安倍3選の雲行きも怪しくなってきた自民党総裁選に向け、その存在感を高めつつある。「耳の痛い話しも言ってくれる」と野田氏を評価する、安倍首相との関係は? 子育てをしながら公務をこなす野田氏が考える「女性活躍」とは? 初の女性首相候補として期待の声も多い野田総務相の本音に迫る。


5月8日(火)
「新党は多難な船出に? 国民民主党が描く戦略」

ゲスト:玉木 雄一郎(衆議院議員)、大塚 耕平(参議院議員)

今月7日に結成される新党「国民民主党」。民進党と希望の党が合流して作る新党だ。しかし、両党の国会議員のうち新党への参加は6割ほどに。巨大与党への対抗勢力を作る目的で野党第1党を目指すが、厳しい船出になりそうだ。高い支持率を維持する立憲民主党は、政策の違いから新党に歩み寄る状況にない。旧民進勢力の再結集で政権与党への対抗軸をどう描くのか。新党協議をリードした玉木雄一郎氏と大塚耕平氏に今後の戦略を聞く。


5月9日(水)
「日本は北朝鮮問題でカヤの外!命運を分ける日中韓首脳会談」

ゲスト:丹羽 宇一郎 (元中国大使 / 日中友好協会 会長) 、五味 洋治(東京新聞 論説委員)

北朝鮮の非核化を巡り、世界中が注目する米朝首脳会談を前に、5月9日に開催される日中韓首脳会談。3カ国が一堂に会するのは2015年11月以来、2年半ぶり。これを受け安倍首相は「拉致・核の問題を解決し、北朝鮮が明るい未来を描けるか話し合いたい」と意気込みを語った。過去、幾度となく頓挫している拉致問題を解決する千載一遇のチャンスと言えるが、一連の外交を巡り「カヤの外」である日本はどこまで存在感を示すことができるのか?さらに、北朝鮮の非核化が実現した後、アジアにおけるパワーバランスはどう変化していくのか?中国、そして韓国の思惑から日本に訪れるリスクを考える。


5月10日(木)
「首相の意向はあったのか?柳瀬氏国会招致」

ゲスト:金井 辰樹(東京新聞政治部部長)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)

加計学園の獣医学部新設をめぐり、そこに一国の最高権力者の意向は働いていたのか?内閣府が文科省に「総理の意向」などと早期開校を促す文章が国会で明らかになったことによって、一気に問題化した「加計問題」。去年7月に開かれた衆院閉会中審査で、元首相秘書官の柳瀬氏は今治市関係者らとは会った記憶がないと答弁していた。しかし今年4月、愛媛県職員のメモに柳瀬氏が関係者と面会していたことが記され、愛媛県知事もそれに間違いがないことを確かめている。一方、会談した覚えはないと繰り返していた柳瀬氏も、ここにきて面会の事実を認める発言を始めた。数々の外交案件、野党の審議拒否などで空転していた国会も動き出した。そこで開かれる柳瀬氏の国会招致で柳瀬氏はそれをどう説明するのか?いったい何が真実なのか?国会招致で繰り広げられた答弁の奥に見えたものを3人の政治記者が斬る。


5月11日(金)
「戦後日本とカメラの歴史」

ゲスト:浅井 慎平(写真家)

江戸時代後期、日本に写真技術が伝わり、坂本龍馬など幕末の志士たちの写真が現在も残されている。それ以降日本ではコニカをはじめ、キヤノン、ミノルタ、ニコン、リコーなど数多くのカメラメーカーが誕生した。その後、インスタントカメラやレンズ付きフィルム「写ルンです」なども発売され、カメラは手軽に楽しめる存在となった。そしてカメラはフィルムからデジタルとなり、現在ではスマートフォンで誰もが簡単に上手な写真が撮れる時代へと変わってきた。そして今、インスタグラムの流行と共にカメラは新たな時代へと踏み出した。時代を映し出してきたカメラと戦後日本はどう関わってきたのか。写真家の浅井慎平氏と共に考える。