4月16日~20日
4月16日(月)
「官僚の造反?霞が関出身議員が苦言」
ゲスト:伊吹 文明(元衆議院議長/自民党衆議院議員)、玉木 雄一郎(希望の党代表/衆議院議員)
加計問題で「首相案件」と記された愛媛県職員の文書が明るみになり、激震が続く安倍政権。財務省の文書改ざんや厚労省の不適切データ問題、自衛隊の日報問題などが相次ぎ、行政に対する信頼も失われつつある。
「あり得ない」と言われていた公文書の隠ぺいや改ざんは、なぜ起こったのか?霞が関の官僚は劣化したのか?政治と行政の関係はどうあるべきか?
共に官僚出身である自民党の伊吹文明・衆議院議員と、希望の党の玉木雄一郎代表に聞く。
4月17(火)
「枝野幸男氏が戦闘宣言 加計再燃で倒閣戦略は!?」
ゲスト:枝野 幸男(立憲民主党代表 / 衆議院議員)
相次ぐ公文書の改ざんや隠蔽、そして加計問題での「首相案件」。安倍政権への不信が高まる中、国会質疑で野党をリードするのが立憲民主党の枝野幸男代表だ。今後、どんな新事実を突きつけ安倍政権を追及するのか。
一方、新党に向け‟希望・民進勢力"の再結集が加速する。だが枝野代表は永田町の「数合わせ」を否定し、「政党の合従連衡にくみしない」との立場を鮮明にする。
巨大与党にどう向きあい、野党連携にのぞむのか。野党第一党のキーマン、枝野代表本人に直撃する。
4月18日(水)
「与野党論客に問う!!日本の防衛のあり方は?」
ゲスト:中谷 元(元防衛大臣/衆議院議員)、渡辺 周(希望の党 衆議院議員)
なかったはずの日報が見つかった防衛省の問題。小野寺防衛相は、「うみを出し切る」と述べ、徹底解明に取り組んでいるが、明らかになる事実は"日本の防衛"は大丈夫なのか?と疑ってしまうような内容だ。
当時の稲田防衛相が口頭で行った指示を、背広組の官僚が「あいまいなメール」で制服組に送ったため、「指示」がきちんと伝わらなかったという。ここで問題となるのが、防衛省・自衛隊独特の『背広組』と『制服組』の深い溝だ。
戦前に軍部が暴走した反省から、防衛省内局(背広組)が自衛隊(制服組)の優位に立って、防衛相を支えるとされていたが、2015年の法改正で両者は対等な関係となった。しかし、いまだに組織文化は変わっていないという。
今回の問題は、その溝が明らかになったということなのか?防衛政策に詳しい与野党議員に、日本のあるべき防衛政策について問う!
4月19日(木)
「日米首脳会談の舞台裏」
ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団 上席研究員)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部 教授)
20日まで開催予定の日米首脳会談。国内政治も混とんとする中、果たして、何が話し合われているのか?
北朝鮮問題では、米中韓から疎外されている構図。かたや貿易摩擦問題では蚊帳の外に追いやられた日本の立場は?
一方で、対シリアの問題も含め、相変わらず予測不可能なアクションをとるトランプ大統領は、日本に何を話すのか?
首脳会談の分析を交え、その舞台裏を検証する。
4月20日(金)
「技能五輪・日本の実力とものつくり国家の現状」
ゲスト:赤松 明(ものつくり大学学長)、清水 義晃(2017技能五輪金メダリスト・協和エクシオ)
去年10月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで、第44回「技能五輪国際大会」が開催された。この大会は技能労働の技を競う場で、1950年に第1回大会が開催され、日本は1962年の第11回大会から参加。初出場以来55年間、すべての大会で金メダルを獲得している。
今回は40競技に日本選手が出場し、金3、銀2、銅2で総合9位という結果だった。しかし過去、2005年と2007年には総合1位を獲得していることから、技術力の低下は明らか。なぜ日本の技術力は低下してしまったのか?その原因は何なのか?ものつくり大学の赤松明学長に聞く。
またアブダビ大会の『情報ネットワーク施工職種』部門で金メダルを獲得した清水義晃氏に、金メダル獲得までの苦労話を聞く。