第41回 鎌倉はなぜ武士の都になったのか?古都に秘められた謎
ゲスト:山田順子(時代考証家)
多くの観光客で賑わう、古都・鎌倉。ここは今から800年以上前に、征夷大将軍・源頼朝が幕府を開き、京都の公家政治からの独立を目指し、日本の歴史上初めて本格的な「武家政権」となった。この「武家の都」は三方を山に囲まれ、南は海という、まさに自然の要塞。この地で約150年続いた鎌倉時代は独自の文化を生んだ。その象徴は、鎌倉五山に代表される禅寺だ。中国から入ってきた新しい禅宗がなぜ、この地で流行ったのか。「武士の都」として栄えた鎌倉を尾上松也が実際に歩き、町づくりから文化に至るまで、様々な謎に迫る。