1月26日 博物学の異才・南方熊楠
ゲスト:林 良博(国立科学博物館館長)、細矢 剛(国立科学博物館植物研究部菌類・藻類研究グループ長)
博物学や植物学などで才能を発揮した南方熊楠(みなかた・くまぐす)の特別展が国立科学博物館で開催されている。
1867年、江戸最後の年に和歌山に生まれ、19歳から約14年間アメリカやイギリスにわたり、植物の研究を続けた熊楠。その論文は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」などに何度も掲載された。
帰国後は自然保護運動にも参加。また、当時日本に滞在していた孫文らとも交流があったとされる。
生物学に熱心だった昭和天皇の前で標本を見せながら講話をし、キャラメル箱に入れた標本を献上したという逸話も残っている。
現在も絶大な知名度を誇る南方熊楠の魅力とは何か? 国立科学博物館の林館長と細矢植物研究部グループ長に聞く。