第16回 紅葉特集 もみじの永観堂~歌人たちが愛した絶景~
今回は、紅葉特集第2弾として、京都市左京区にある総本山 禅林寺、通称・永観堂を訪ねる。
平安時代中期に僧侶・永観律師が浄土念仏道場にしてから永観堂と呼ばれるようになった。また、昔から「もみじの永観堂」と呼ばれるほど紅葉の名所として知られ人々に愛されてきた。境内には、山の向こうから見つめる大きな阿弥陀様を描いた仏画「山越阿弥陀図」と、「金銅蓮華文磬(こんどう れんげもんけい)」と呼ばれる楽器の2つの国宝が大切に守り伝えられている。番組では、京の紅葉がどうして人々を魅了するのか、国宝の魅力はもちろん、後ろを振り返った独特な姿が特徴の本尊・みかえり阿弥陀の秘話など、多くの文化財の魅力について、境内を染め上げる紅葉と共にたっぷりと紹介する。