9月29日 政治リスクと世界同時好況の謎
ゲスト:真壁 昭夫(法政大学大学院教授)
アメリカと北朝鮮、イランとの対立が深刻化し、緊迫する国際情勢が続いている。そんな中でもアメリカのニューヨーク証券取引所では、ダウ平均株価が史上最高値を連日更新するなど株式市場は絶好調だ。金融市場ではFRBが量的緩和の縮小を発表。2008年のリーマンショック後に打ち出した、危機対応策から完全に脱却するなどアメリカ経済は好調を維持している。その影響を受け、世界経済も拡大を続け、ヨーロッパ中央銀行も来月に量的緩和の縮小を決めると見られている。政治が不安定でも経済が好調な理由はなにか?
一方、物価目標の達成が見通せない日本では、日銀が依然として大規模な金融緩和を続けている。果たして日本経済は大丈夫なのか?法政大学大学院の真壁昭夫教授に聞く。