第12回 石清水八幡宮~神と仏の祈りの地~
今回は、京都府南部・八幡市にある石清水八幡宮を訪ねる。石清水八幡宮は平安時代初期の創建以来、都の裏鬼門(南西の方角)を守護する神として公家や武家をはじめとして、広く崇敬を集めた。
同形式本殿の中で現存最古・最大規模と言われる「八幡造」の本殿をはじめ、幣殿、舞殿など社殿群10棟は、近世神社建築として極めて高い価値があるとして、昨年2月、新たに国宝に指定され、京都で最も新しい国宝となった。
また、元は「石清水八幡宮寺」と呼ばれ、寺院と一体の神社という顔も持っている。
番組では、善法律寺や正法寺なども訪れ、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって神社から移され、大切に守られてきた仏像なども取り上げながら、その魅力や歴史的意義についても考えていく。