9月25日~29日

9月25日(月)
「北朝鮮を完全破壊?米朝挑発で一触即発か」

ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信社ワシントン支局長)、古川 勝久 (国連北朝鮮制裁委員会元専門パネル委員)

核・ミサイル開発を強行する北朝鮮。トランプ大統領は国連総会で「北朝鮮を完全に破壊する」と演説、安倍総理は国際的な包囲網の構築を呼びかけた。
国連安全保障理事会は、今月、石油輸出の制限など新たな制裁決議を採択したが、実効性に疑問の声もあがる。エスカレートする米朝の挑発合戦。軍事衝突の可能性はあるのか?日本の取るべき対応は?国際ジャーナリストの春名幹男さんと国連で北朝鮮制裁の監視に携わってきた古川勝久さんに聞く。


9月26日(火)
「解散だ 票読み!各党情勢分析」

ゲスト:岩井 奉信(日本大学法学部教授)、三浦 博史(選挙プランナー / アスク株式会社 代表取締役社長)

争点、大義が問われるなか、安倍首相が臨時国会の冒頭で解散・総選挙に踏み切る。
悲願の9条改憲を公約の一つに盛り込む方針だが、選挙後に3分の2を獲得できるかは不透明だ。
一方、民進党と共産党は野党共闘で共倒れを防げるのか。小池都知事に近い議員による新党は、無党派層にどこまで浸透するのか。
今回から衆院選の定数は、10減の465議席になり、3分の2は310議席に。与野党の情勢と票の行方をいち早く、専門家が分析する。


9月27日(水)
「明日、解散!?安倍首相『党利党略解散』のシナリオ」

ゲスト:武村 正義(元官房長官)、森田実(政治評論家)

支持率が回復基調にある安倍内閣。安倍首相は28日の臨時国会冒頭にも衆院を解散する方針を固めた。
民進党は混乱が続き、小池派新党も準備が遅れており早期解散で機先を制する好機だと判断したようだ。しかし政権維持を優先する解散に『大義』は乏しく、野党は「加計問題などの疑惑隠しだ」と批判。さらに北朝鮮情勢が緊迫する中で政治空白が生じれば国民の反発を招きかねず首相の思惑通りに展開するかは不透明...
なんだかすっきりしない解散総選挙の争点は?安倍首相の大きな賭けを占う!


9月28日(木)
「外国人記者が見た北朝鮮情勢」

ゲスト:ジェームズ・シムズ(フォーブス誌記者)、ティム・ケリー(ロイター通信東京支社)

核兵器開発とICBM試射を繰り返し、かつてのキューバ危機を彷彿させる状況を自ら作り出している北朝鮮。
国連の制裁措置に耳を貸さず、世界を滅亡の危機に追いつめる程の危機的状況を演出する北朝鮮と、それに苛立ちをつのらせる日米韓中。北朝鮮はどこへ向かおうとしているのか?そして北朝鮮が発火点となる世界大戦は勃発するのか?その時、日本は?アジアは?そしてアメリカは?
瀬戸際の状況にある北朝鮮情勢を世界のメディアはどのように伝え、世界中の人々はそれをどう受け取っているのか。直近のアメリカと韓国情勢を現地で取材したロイター通信ティム・ケリー記者とフォーブス誌ジェームス・シムズ記者は日本人には気が付かない「北朝鮮情勢の世界の受け止め」について解説する。


9月29(金)
「政治リスクと世界同時好況の謎」

ゲスト:真壁 昭夫(法政大学大学院教授)

アメリカと北朝鮮、イランとの対立が深刻化し、緊迫する国際情勢が続いている。そんな中でもアメリカのニューヨーク証券取引所では、ダウ平均株価が史上最高値を連日更新するなど株式市場は絶好調だ。金融市場ではFRBが量的緩和の縮小を発表。2008年のリーマンショック後に打ち出した、危機対応策から完全に脱却するなどアメリカ経済は好調を維持している。その影響を受け、世界経済も拡大を続け、ヨーロッパ中央銀行も来月に量的緩和の縮小を決めると見られている。政治が不安定でも経済が好調な理由はなにか?
一方、物価目標の達成が見通せない日本では、日銀が依然として大規模な金融緩和を続けている。果たして日本経済は大丈夫なのか?法政大学大学院の真壁昭夫教授に聞く。