8月7日~11日

8月7日(月)
「古賀誠 ドンが語る権力の本質 安倍政権おごるなかれ」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:古賀 誠(元自民党幹事長 / 宏池会 前会長)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

閣僚の不適切発言や、加計学園問題などで政治への信頼を失墜させた安倍政権。8月3日に行われた内閣改造と党役員人事で、支持率のV字回復へ向けた地ならしをはかる。
しかし、"安倍一強"がほころぶ今、自民党内でポスト安倍へ向けた派閥の動きも活発化している。その一つが、次期有力総裁候補と目される、岸田文雄氏が長を務める宏池会だ。
1993年の宮澤喜一政権以来、長らく総理総裁の座から離れていた"保守本流"の派閥-宏池会は、再び自民党の頂点に返り咲くことができるのか。自民党幹事長、宏池会 会長を歴任した政界の重鎮、古賀誠氏をスタジオに招き、これからの自民党について聞く。


8月8日(火)
「自衛隊の文民統制の方策とは? 日報隠し?制服対背広」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:森本 敏(元防衛相 / 拓殖大学総長)、菊池 雅之(軍事フォトジャーナリスト)

先週、南スーダンPKOの日報隠蔽問題に関して、特別防衛監察の結果が公表された。防衛省・自衛隊が情報公開法に違反し、組織ぐるみで隠蔽したことが明らかになる一方で、稲田前防衛相が関与したという疑惑については解明されることなく、大臣を辞任することで幕引きがはかられた。その結果、防衛白書の公表も延期となった。
北朝鮮の核ミサイル開発が最終局面を迎えた危機的状況の中、本来の自衛隊のあるべき姿とは。ガバナンス問題から今ある自衛隊の最新装備まで専門家から伺う。


8月9日(水)
「白鵬のモンゴル里帰りに密着、そこで語ったこととは...?」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:旭道山 和泰(元小結)

横綱・白鵬の大記録に湧いた大相撲七月場所。歴代最多勝利数を1050勝に伸ばし、自身が持つ幕内最多優勝記録も39回に塗り替えた。 そんな前人未到の記録を打ち立てた史上最強の横綱が、モンゴルに凱旋帰国。その里帰りに"元小結・旭道山"が密着取材した!!
相撲を愛する子供達のため母国に贈った土俵への思い、そして22歳という若さで横綱になり、そこから10年にも渡り頂点に君臨し続ける白鵬がその胸の内をインサイドアウトのカメラの前で激白。そこで語った横綱の本音とは!?
さらに、雄大な自然で暮らす遊牧民の生活からモンゴル勢の強さの秘密を探ります。


8月10日(木)
「白旗をあげた?黒田総裁の異次元金融緩和」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:河村 小百合(日本総研 上席主任研究員)、坂井 隆之(毎日新聞経済部 記者)

物価上昇率2%の目標達成時期を19年度ごろと先送りした日銀。これで黒田総裁任期中の目標達成は不可能となった。デフレ脱却を目指して市場に流通するお金の量を増やし、黒田バズーカと呼ばれたショック療法も連発し、一時は日本経済にインパクトを与えたかに見えたアベノミクス『第1の矢』は、折れた。
さらにこの先金融緩和を終える『出口』の局面で、日銀が債務超過に陥ったり、ハイパーインフレを誘発する可能性などもある。「心配はない」と黒田総裁は明言するが、その根拠は?
日銀の金融政策を専門とする2人のアナリストに、アベノミクス失敗のメカニズムと今後の日本経済について聞く。


8月11日(金)
「世代間で違う終戦の日」

ゲスト:なかにし礼(作家・作詞家)

戦前の満州で生まれ、命からがら日本に帰国した作家のなかにし礼氏と、戦後生まれで団塊の世代である寺島実郎氏には日本の敗戦について大きな認識の違いがあるという。
そこで今回は終戦記念日を前に、戦前と戦後に生まれた世代が持つ戦争に対する思いや憲法改正問題について考える。
また敗戦から奇跡的に復興し、高度経済成長、バブル崩壊、デフレ時代を迎えた現代の日本が抱える問題とは何か?
戦後日本に足りなかったもの、忘れ去られたことは何か。さらに憲法九条改正問題についても語る。