7月17日~21日

7月17日(月)
「大逆風 政権の危機に維新は?」

ゲスト:片山 虎之助(日本維新の会 共同代表)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

7月に新聞各社で実施された世論調査では、安倍政権の支持率は過去最低ラインとなった。
都議選で歴史的大敗を喫したそのダメージは大きく、国政への影響は避けられない状態だ。是々非々のスタンスで政権と向き合う日本維新の会。『安倍一強』と呼ばれる状況にゆらぎが見える今、国会でキャスティングボートを握れるのか。今後維新はどう動いていくのか、また、政局の行方やポスト安倍は誰かなど、日本維新の会 片山虎之助 共同代表に、ズバリ直言して頂く。


7月18日(火)
「ゲキ!反安倍の村上誠一郎氏 『国民をなめるな!』」

ゲスト:村上 誠一郎(元行革担当相 / 自民党衆議院議員)、与良 正男(毎日新聞 専門編集委員)

「自民党が10年ほど前から、少しずつ劣化している。安倍政権が誕生してから、かつての良き自民党は消え、議論する気のない議員が増えてしまった...」。こう公言するのが、自民党で当選10回の村上誠一郎衆議院議員。村上氏の選挙地盤、愛媛県今治市が舞台となった加計学園問題では、以前から獣医学部新設を特区で認める根拠がないことを指摘、大問題になることを予言していた。
「安倍政権が続けばこの国は大変なことになる」と、"アンチ安倍"の論陣を張る村上氏。"ミスター自民党"と自負する政界の直言居士が、『安倍一強』の問題点を縦横に語る。


7月19日(水)
「うごめき出した自民党派閥 宏池会の研究」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:森田 実(政治評論家)、福岡 政行(東北福祉大学特任教授)

内閣支持率の急落で、揺らぎ始めた安倍政権。そんな中で、最近自民党の派閥の動きが激しい。山東派と合流し、党内第2派閥になった新麻生派やポスト安倍と目される、岸田外相、石破幹事長が率いる派閥でも、党への不満の声が吹きあがっているのだ。そこで、注目したいのが自民党で最も歴史がある宏池会。池田勇人元首相が創立し、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4人の首相を生んだ名門派閥。分裂していたが、麻生派、岸田派、谷垣グループを糾合する大宏池会構想もあり、存在感を見せている。小選挙区制度の中で、自民党の派閥は力を失ったと言われてきたが、保守本流・宏池会の復権で、自民党に変化が起きているのか?派閥をキーワードに、夏の政局を占う。


7月20日(木)
「外国人記者が伝えるニッポンの政局」

メインキャスター:岩田 公雄
ゲスト:ジョナサン・ソーブル(NYタイムズ 東京支局長)、ジェームズ・シムズ(フォーブス誌 記者)

独裁とも思える『安倍一強』の下で強引に推し進められている様々な政治。国家の資産をタダ同然で横流ししたともとれる"籠池学園問題"。多くの国民が疑念を持ち、それが未だ説明されない、特定の一個人に便宜を図ったとしか思えない『加計学園問題』。都議選の敗因ともなったといわれる『THIS』問題と議員の資質。そして強引な成立を図った『共謀罪法案』と議論を尽くさずゴールありきの『憲法改正』問題。
戦後最悪の政治状況ともいえる現代日本の政局に外国人記者たちはそれをどう感じ、日本人とは違う視点からどう伝えたのか?日本の様々な状況を海外に発信し続けるニューヨークタイムズ東京支局長のジョナサン・ソーブル氏とフォーブス誌のジェームズ・シムズ氏が『ニッポンの病める政局』を歯に衣着せぬ厳しい論調で斬る。


7月21日(金)
「この夏に読む厳選3冊・寺島流読書術」

夏休み直前!番組キャスター寺島実郎が厳選した本を紹介する番組恒例シリーズ第4弾。
東京・九段にある「寺島文庫」は、国内外の厳選された本が約5万冊所蔵されている、いわば私設の図書館。その代表理事を務める寺島氏がこの夏に選んだのは、現在の国内外が抱える問題に焦点を当てた3冊。
一番最初に紹介する本は、『ひとはなぜ戦争をするのか』。ノーベル物理学賞を受賞した20世紀の天才・アインシュタインと、精神分析学者のフロイトが「戦争」をテーマに交わした往復書簡を書き記した本。欧州でナチスドイツの旋風が吹きま食っていた時代に「戦争と平和」について語った、現在にも通じる本である。
このほかにも高齢化社会に生きる作家のエッセイやEU離脱を決めた英国の視点から世界の潮流を考える本などを紹介・解説する。