7月10日~14日
7月10日(月)
「覇権なきG20 混迷の世界情勢に日本は」
ゲスト:田中 均(元外務審議官 / 日本総研 国際戦略研究所 理事長)、小倉 孝保(毎日新聞外信 部長)
世界情勢の混迷が顕著だ。アメリカ・トランプ大統領のロシアゲート疑惑、パリ協定からの離脱。イギリスのEU離脱による欧州危機。ロシアのウクライナ問題。カタールのサウジアラビアなど周辺国との国交断絶。中国の領有権を主張する紛争。北朝鮮のミサイル発射・核開発問題。これまで世界の警察官として君臨してきたアメリカが自国優先主義に変わったことも一因となり、世界は覇権国なき無法状態に陥っている。この状況を打開する術はあるのか。G20開催を機に、今後の世界情勢を考える。
7月11日(火)
「正念場再起?分裂?民進今後 不安解消税再分配とは」
ゲスト:前原 誠司(元外相 / 衆議院議員)、井手 英策(慶應義塾大学 教授)
今月行われた東京都議選で民進党が獲得したのは5議席にとどまった。選挙前には公認した候補者41人のうち、現職8人を含む16人が離党届を出した。
今の民進党は国会、地方も含めの議員の離党ドミノに歯止めがかからない。そんな状況下で、民進党は先月、前原調査会長を中心に『尊厳ある生活保障総合調査会』の中間報告を行った。これはアベノミクスに対抗しうる新たな経済対策で、その理論的支柱が慶大の井手教授だ。税を『蓄え』と捉え直し、再分配することで生活者の不安を払しょくするというものだ。これが起死回生となるのか。今後の民進党の新政策について聞く。
7月12日(水)
「大揺れ 疑惑の渦中のトランプ大統領」
ゲスト:古森 義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)、堀田 佳男(ジャーナリスト)
国内支持率の低迷に喘ぐ日米両首脳!弾道ミサイルの実験を繰り返し、世界の脅威になりつつある北朝鮮への対応が注目される中、安倍総理・トランプ大統領の外交手腕は支持率を回復する起死回生策となるのか!?
さらに、ロシアゲート疑惑の渦中にいるトランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談がついに実現!関係性を否定し続ける二人は何を語ったのか?様々な疑惑や過激なメディア批判で弾劾が囁かれるトランプ大統領の今後を占う。
7月13日(木)
「自民党都議選惨敗で崖っぷち 大逆転の内閣改造予想」
ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)
都議選の歴史的惨敗で窮地に追い込まれている自民党安倍政権。この結果が、今後、どのように国政に影響していくことになるのか?
求心力の低下によって思い通りに実現できるかどうか不透明となった憲法改正...暴言や失言、そして疑惑が相次ぎ、問われている議員や閣僚(首相も含む)の資質...近々、予定されている内閣改造によってこの状況を打破することができるのか?そして、秘策は?識者と共に今後を予想する。
7月14日(金)
「深海に生きる生物と資源探査」
ゲスト:林 良博(国立科学博物館 館長)、倉本 真一(海洋研究開発機構地球深部探査センター長)
宇宙と共に人類に残された最後のフロンティアと言われている『深海』をテーマにした特別展が7月11日から東京・上野の国立科学博物館で開催されている。その見どころを館長の林良博さんに聞く。
また海洋調査船や潜水艇を用いて、世界第6位の面積となる排他的経済水域(EEZ)を観測研究している文部科学省所管の国立研究開発法人海洋研究開発機構の地球深部調査センターのセンター長を務める倉本真一さんに、日本の海域で行っている資源調査や地震調査の現状や今後の活動予定などを聞く。