第1回  北野天満宮・上七軒 歴史と伝統の美

kyoto-roman_01.jpg 今回は、京都市上京区にある学問の神様で知られる北野天満宮界隈を訪ねる。北野天満宮は、菅原道真を祀る全国に約12,000社ある天満宮の総本社で、「北野の天神さま」と呼ばれ親しまれている。八棟造(やつむねづくり)と呼ばれる社殿は桃山文化を代表する神社建築として国宝に指定。宝物館では、「鬼切丸」と呼ばれる「安綱」など重文の刀剣などが展示され、全国の刀剣女子からの人気を集めている(取材時)
番組では、京都在住の女優・本上まなみさんが、神職に境内を案内してもらいながら、その中に美を見つける。神様をお呼びする時に鳴らす社殿に下がる縄・鈴緒。神社仏閣でなくてはならない鈴緒職人・7代目当主・小田英一さんを下京区の小田商店に訪ねる。小田商店は、創業150年以上の麻縄商で、北野天満宮の他にも八坂神社、伏見稲荷大社、松尾大社など京都の名だたる神社をはじめ、全国の寺社に鈴緒、鐘之緒を製造・出荷している。すべてが熟練の手作業で行われる製作工程を見せてもらいながら、その中にある美を探る。