4月17日~21日
4月17日(月)
「北朝鮮 暴挙の資金源 武器密輸」
ゲスト:辺 真一(コリア・レポート編集長)、古川 勝久(元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員)
北朝鮮の軍事挑発が止まらない。相次ぐ弾道ミサイル実験に続き、金日成主席 生誕105周年を受けて、新たな核実験の可能性も指摘されている。
一体どうやって国連の経済制裁下にある北朝鮮は、膨大な実験費用を調達しているのか?
先ごろ発表された国連の報告書には、世界中に張り巡らされた武器密輸やマネーロンダリングのネットワークが克明に記されていた。
実際に国連安保理北朝鮮制裁委員会のスタッフとして捜査を担当した専門家と、北朝鮮問題のスペシャリストに闇取引の実態を聞く。
4月18日(火)
「進む『子どもの貧困』 教育無償化へ財源は?」
ゲスト:馳 浩(前 文部科学大臣 / 衆議院議員)、土居 丈朗(慶應義塾大学 経済学部教授)
自民党で教育予算の財源をめぐる議論が活発化している。
使い道を教育政策に限定する「教育国債」か?それとも、会社員や企業などから社会保険料を上乗せして徴収する「こども保険」か?この2つが対立軸となっている。
前者は将来世代に負担を求め、後者は現役世代に負担を求める。
「こども保険」を提言する小泉進次郎氏は「(教育国債は)未来へツケをまわす」と否定的な見解を示した。
番組では教育無償化をめぐる財源問題について討論する。
4月19日(水)
「公明党山口代表にズバリ聞く!都議選の戦い方と自公の関係は?」
ゲスト:山口 那津男(公明党 代表)、角谷 浩一(政治ジャーナリスト)
後半国会、テロ等準備罪法案や森友学園問題などをめぐって、野党は政府与党への攻撃の手を緩めない。そこには7月の都議選に向けて、アピールしたいという思いがあるからだ。
そんな都議選に必勝を期したいのが、公明党だ。全員当選を目指し、都民からの支持率が高い小池都知事の都民ファーストの会との選挙協力に合意した。それどころか、選挙ポスターにも小池都知事が登場している。
これに納得いかないのが、小池都知事と対決姿勢の自民党だ。
1999年から自公は国政の場で連立政権を組み、野党時代も共に戦ってきた仲。しかし、都議選で公明党は自民党ではなく、小池新党を選んだ。
公明党側は、国政と都政は別というが、都議選でしこりが生まれても、本当に国政に影響はないのだろうか?
そこで、公明党・山口那津男代表にズバリ聞く!本当に自公の関係は大丈夫なのか?
4月20日(木)
「企業不祥事はなぜおこるのか?」
ゲスト:郷原 信郎(弁護士)、樋口 晴彦(警察大学校警察政策研究センター 教授)
東芝の粉飾決算や、フォルクスワーゲン・三菱自動車のデータ改ざんなど、大企業による不祥事が次々と起こっている。
日本企業は、他社が起こした不祥事を基に様々な対策を講じているが、うまく機能していないのが実情だ。
不祥事を防ぐために重層的なリスク管理制度を導入するも、結果的に機能不全に陥ってしまう。
企業の不祥事はどうすれば防げるのか。
危機管理のスペシャリストである2人の識者を招き、不祥事のメカニズムと、その対策について考える。
4月21日(金)
「中東・シリアの行方」
ゲスト:天江 喜七郎(元シリア大使)、春日 孝之(毎日新聞 外信部 編集委員)
シリアは我々日本人にとって最も馴染みのない中東の国のひとつ。
先日、アメリカはシリア政府が化学兵器を使ったとの理由で政府の基地にスカッドミサイルを撃ち込んだ。
シリアといえば長年、ロシアが支援を続けるアサド大統領の政府軍と、その打倒を目指す反政府軍の争いが続いており、そこに「イスラム国」も参戦し複雑な内戦状態にある。
果たして、シリアと中東の今後の行方はどうなっていくのか。
元シリア大使の天江喜七郎氏と、かつてイランの支局長を務めた毎日新聞編集委員の春日孝之氏に聞く。