3月13日~17日
3月13日(月)
「最大級 米韓合同軍事演習全容 どうでる?北朝鮮・中国」
ゲスト:高 永喆<コウ・ヨンチョル>(拓殖大学客員研究員 / 元韓国 国防省北 朝鮮担当分析官)、菊池 雅之(軍事ジャーナリスト)
3月1日から、恒例の米韓合同軍事演習が始まった。今年は去年同様、米韓両軍で30万人強の規模に、原子力空母、ステルス戦闘機などが参加し、過去最大規模となっている。
特に今回は、米韓が年内配備を進める高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の使用を想定した演習も行われる予定だ。
そんな中、北朝鮮は6日早朝、日本海に向け、中距離弾道ミサイル級の「スカッドER」とみられるミサイル4発を同時発射し、演習を挑発。
ますますキナ臭くなる朝鮮半島と日本を含めたアジア情勢について、元北朝鮮分析官と軍事ジャーナリストに聞く。
3月14日(火)
「利上げ すれ違うトランプ政策 円株先行きの見通しは?」
ゲスト:伊藤 元重(学習院大学 教授)、永濱 利廣(株式会社第一生命経済研究所 経済調査部・首席エコノミスト)
利上げ局面に入ったFRB(米連邦準備制度理事会)の一挙手一投足は、今年も最大の注目点。
市場に衝撃を与えぬよう慎重な運営に定評のあるイエレン議長だが、既に「経済指標通りなら緩やかな利上げが適切」と表明し、3月の利上げが強まってきた。
しかし、利上げでドル高が進めば、貿易赤字を嫌うトランプ大統領のFRB批判が再燃しかねない。
いまや世界経済に大きな影響を与えるFRBの動向。日本経済はズバリどうなるか?専門家に聞く。
3月15日(水)
「4点セットで安倍政権を追及できるのか?」
ゲスト:山尾 志桜里(民進党衆議院議員)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)
高支持率で盤石だと思われていた安倍政権だが、ちょっと風向きが変わってきた。
野党は①文科省の天下りあっせん問題、②南スーダンPKOの自衛隊日報問題、③テロ等準備罪をめぐる金田法相の質問封じ、そして、連日メディアを賑わす、④森友学園の国有地格安取得を4点セットと呼び、安倍政権を追及している。
その中心となるのは、野党第一党である民進党。結党1年を迎えた党大会で政権奪取に向け大きくアピールするはずが...「2030年原発ゼロ」方針をめぐり党内はドタバタ。結局、「2030年原発ゼロ」の党大会での表明を断念するなど、相変わらずな様子だ。
安倍政権のエラーを好機にできるのか?それとも、万年野党体質は変わらないのか?民進党・山尾志桜里議員に問う!
3月16日(木)
「現地メディアが分析 欧州に第2のトランプ出現か?」
ゲスト:ティム・ケリー(ロイター通信 東京支社)、ニシムラ・プぺ・カリン(AFP通信 東京支社)、マライ・メントライン(フリージャーナリスト)
アメリカに「まさか」のトランプ政権が誕生してから2か月。既存政治の打破を掲げたトランプ氏を支持したのは大衆迎合主義(ポピュリズム)的勢力だった。
そのポピュリズムの嵐が今度はヨーロッパで吹き荒れようとしている。それは今年行われるオランダ、ドイツ、フランスといった主要国で行われる国政選挙だ。
欧州各国で今年行われる選挙は移民難民問題によって、去年アメリカで行われた大統領選挙と同じ結果をもたらすと警鐘を鳴らす現地メディアもある。
欧州に第2のトランプは出現するのか?そしてそれは欧州の新たな出発を意味するのか?それとも欧州の終焉を意味するのか?欧州メディアで活躍する3人の論客たちが、日本人が知らない欧州の"裏のウラ"を斬る!
3月17日(金)
「新年度に読む厳選3冊」
まもなく新年度入りとなるが、この春に読んでおきたい寺島氏厳選の3冊を紹介する。
まずは中国の歴史のを描いた本「1421-中国が新大陸を発見した年」。明の時代、時の皇帝「永楽帝」の命令によって派遣された鄭和の艦隊がアメリカ大陸を発見したという仮説の本。もちろん事実とは異なるが、この本から中国の歴史にも大航海時代があったことなどを読み解く。
もう1冊は宇宙の謎と自然界の謎を探求するビジュアル図鑑。
そして3冊目はビッグデータや人工頭脳により社会が大きく変わる「第四次産業革命」についての本。