第67回 『応仁の乱』京都はなぜ焦土になったのか
今回のテーマは、「応仁の乱」
▼ひも解く歴史の謎
①銀閣寺と応仁の乱はどう結びつくのか
②なぜ戦いは11年にもわたって続いたのか
③終戦に導いた意外な人物とその方法とは
1200年の都・京都。世界中の人々を魅了してやまないこの町には、かつての繁栄を物語る数々の建造物が立ち並ぶ。しかし、そんな京都の遺産の多くは、今から550年前に、とある出来事によって炎上、焼失し、その後再建されていた。その出来事とは「応仁の乱」。27万もの兵が11年に渡り争い、都は焦土と化した。足利義政によって造営された銀閣寺と応仁の乱の関係とは。戦う目的を失いながらも続いた内戦の実情とは。終戦に導いた意外な人物とは。京都の歴史において重要な一場面となる応仁の乱に歌舞伎俳優・尾上松也が迫る。
古地図案内人:小嶋一郎(京都産業大学日本文化研究所上席特別客員研究員)