2月20日~24日
2月20日(月)
「暴言王 吠えるトランプ1カ月 乱発!大統領令のウラ」
ゲスト:渡辺 靖(国際政治学者 / 慶應義塾大学環境情報学部 教授)、和田 浩明(毎日新聞外信部デスク)
ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任して1カ月。就任直後、幾つもの大統領令に署名。しかし、大統領令の一つ「入国禁止令」をめぐってはトランプ政権vs司法の構図が浮き彫りになった。
さらに最側近の一人フリン大統領補佐官の突然の辞任。様々な問題が起きる中、政権の足元はすでに揺らいでいるかのようだ。
各国首脳との会談では、怒りにまかせて電話を切るなど抑制のきかない態度をとる一方、日米首脳会談では金融経済問題を封印して安倍総理を異例の厚遇。今後のトランプ氏の出方が注視されている。
トランプ大統領の1カ月を振り返り、今後の日本の対応を探る。
2月21日(火)
「激震!米国の中東政策大転換 親イスラエル反イラン」
ゲスト:水口 章(敬愛大学国際学部 教授)、渡部 恒雄(笹川平和財団 特任研究員)
米トランプ政権は、在イスラエル大使館をパレスチナとの係争地であるエルサレムに移すことを検討。エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教3宗教の聖地で、国際社会は外交、政治的な配慮から大使館の設置を控えてきた。米大使館移転を強行すればイスラム教徒やアラブ人の反発は必至で、反米感情が親米諸国への批判につながる可能性も。
トランプ氏のイスラエル寄りの政策は、中東にどんな混乱を招くのか?また、米のイラン核合意見直し問題の行方、「イスラム国」テロの動向は?
世界混迷の火種となりかねない中東情勢を専門家に聞く。
2月22日(水)
「暗黒時代到来!?トランプ政権を操る男」
ゲスト:町山 智浩(在米コラムニスト / 映画評論家)、堀田 佳男(ジャーナリスト)
トランプ政権スタートから1カ月。就任直後から連発される「TPPからの離脱」や「中東7カ国の入国制限」といった大統領令に、世界が振り回されている!
そんな過激な大統領令を実質的に作ったといわれるのが首席戦略官・スティーブン・バノン氏。彼は極右のニュースサイト「ブライトバード」を率いた人物。白人至上主義者で既得権の破壊を目指す男がトランプ大統領と共に共和党、そしてホワイトハウスを牛耳る立場に。これまでの常識や良識が通じないバノン氏によって、アメリカは、世界はどこへ向かうのだろうか...?
2月23日(木)
「トランプ政権に中国人記者モノ申す!」
ゲスト: 蒋 豊(日本新華僑報 編集長)、周 来友(ジャーナリスト)、富坂 聰(拓殖大学海外事情研究所 教授)
誕生から1カ月経ったトランプ政権。相変わらずの「トランプ節」と先行きのわからない政権運営に、世界中のメディアはトランプ大統領の一挙手一投足から目が離せないでいる。それは中国メディアも同じこと。選挙期間中の「中国を為替操作国に認定する」といった対中国強硬発言や、中国が最もセンシティブな問題としている「一つの中国」問題に踏み込み、台湾・蔡英文とも電話会談を果たしたトランプ大統領。緊張する二国間の中で"毛沢東以来の強い指導者"としてのイメージ作りに邁進してきた習近平総書記と、こわもてイメージで当選したトランプ次期大統領。実は、二人はよく似ていると言われている。それゆえ、今後、近親憎悪として米中の対立が激化する可能性は高いのだろうか?中国人記者が対米関係をバッサリ斬る。
2月24日(金)
「百貨店は復活できるか」
ゲスト:大西 洋(株式会社三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役社長執行役員)
戦後日本の消費を牽引してきた百貨店。日本の経済発展の象徴として成長を続けてきた。しかし消費者ニーズが多様化し、ユニクロやニトリなど急成長を続ける専門店がある中、百貨店は近年売り上げが減少してきている。百貨店はかつてのように輝きを取り戻すことはできるのだろうか?
百貨店売上高トップで、日本百貨店協会の会長も務める三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長に、百貨店復活には何が必要なのか?また、三越伊勢丹の経営戦略について聞く。