1月30日~2月3日

1月30日(月)
「政界と財閥の癒着で揺れ動く韓国 次期大統領選睨み慰安婦像問題も浮上」

ゲスト:武藤 正敏(三菱重工株式会社顧問 / 元駐在韓国大使)

朴槿恵大統領の一連のスキャンダルは、密接な関係の財界にも波及し、韓国経済や市民生活にも影響を及ぼしている。そのような中で沸き起こった、釜山の日本総領事館前の「慰安婦像」の設置。慰安婦問題を巡る「日韓合意」で、韓国側は「ソウルの日本大使館前の"慰安婦像"を撤去する努力」が盛り込まれた。しかし、求心力を失った現政権に力はなく、代わりに次期大統領選をにらむ各候補は、この問題で「反日」を訴え、市民に支持を呼びかけているのが現状だ。
この、混沌とする韓国国内事情と、それを取り巻く北東アジア情勢を、元駐在韓国大使に詳しく伺う。


1月31日(火)
「経済通 アベノミクス仕掛け人 山本行革担当相新戦略」

ゲスト:山本 幸三(地方創生・行政改革担当相)、塩田 潮(評論家 / ノンフィクション作家)

「アベノミクスの仕掛け人」といわれる山本幸三地方創生・規制改革担当大臣。20年来、一貫してリフレ派の主張を掲げ、日銀に大胆な金融緩和を求めてきた。
安倍首相とは野党時代に金融政策の議論を重ね、アベノミクスの形成に関与した。失業率が下がり、トランプ相場による円安・株高で息を吹き返したように見える経済状況だが、先行きは不透明だ。
いま、山本大臣が考える成長戦略の方策とは何か。保護主義に走るトランプ米政権に今後、どう対応するのか。アベノミクスのキーパーソンに、日本経済の先行きを聞く。


2月1日(水)
「最先端!産業用ロボット開発最前線」

ゲスト:矢野 友規(ロボコンマガジン 編集長)、真田 知典(川崎重工業株式会社 ロボットビジネスセンター営業企画部長)

今や産業用ロボットの世界は第二次産業のものだけではない。農林・水産業のような第一次産業でも、運輸・サービスのような第三次産業でも活躍している。その進化ぶりは驚くべきスピードで、職人の技術を再現するロボットまで存在する。
少子高齢化で人手不足の日本では、その進化はありがたいものだが、一方で人間の仕事を奪うのでは?という不安も。
また、世界の最先端を走る日本のロボット開発には、日本ならではのロボットとの関係性があるという。
今後も、トップを守るために求められていることとは?未来の人とロボットの関係を考える。


2月2日(木)
「日米新時代到来、どうなる日本株?」

ゲスト:武者 陵司(株式会社 武者リサーチ 代表) 、平野 憲一(ケイ・アセット代表)

2016年末、トランプバブルによって世界中の株価が上昇した。アベノミクス、黒田バズーカのインパクトが希薄化し小康状態に陥っている日本経済は、トランプノミクスの影響をどのように受けることになるのか?
「米株高、ドル高トレンドが顕著化する中、新たな日米関係の構築が日本の株価を押し上げる」という武者陵司氏。
日経平均3万円台突破説もある中、一方で、あっさりとバブルは崩壊するという見方をするエコノミストも...
日本経済の前に立ちはだかる壁、リスクとは何か?アナリストたちの2017年株価予想を徹底検証する。


2月3日(金)
「人工知能時代の光と影」

ゲスト:西垣 通(東京経済大学コミュニケーション学部教授)

人工知能(AI)が様々な業界で注目されている。欧米では2045年に人間より賢い人工知能が出現し、何もかも任せられる時代がやってくるという「シンギュラリティ(技術的特異点)」が信じられている。同時に、現在人間が行っている仕事の多くが、人工知能を持ったロボットなどに代わるとも言われている。しかし果たしてそれは本当なのだろうか?本当に人間を超える人工知能が出現するのだろうか?
日本のコンピュータ技術に創成期から関わり、人工知能を研究し続けている東京経済大学の西垣通教授を迎え、人工知能がもたらす可能性と危険性について聞く。