第66回 『鳥羽・伏見の戦い』西郷と慶喜 知略の攻防
今回のテーマは、「鳥羽・伏見の戦い」
▼ひも解く歴史の謎
①大政奉還の新事実「慶喜は二条城で...」
②慶喜を挑発した西郷の知略の真実
③西郷が東寺・五重塔で待っていたものとは
戊辰戦争の初戦となった鳥羽・伏見の戦い。力を失いかけていた旧幕府が新政府の圧力に屈したと思われているこの戦いだが、実際は旧幕府と新政府の間では激しい知略のぶつかり合いがあった。
大政奉還をし、政治を朝廷に返したかに思われた徳川慶喜。しかし、これは徳川家が再び権力を握るための一手にすぎなかった。
新政府・西郷隆盛は慶喜に再び大きな権力を持たせないために綿密な計画を立てる。
朝廷との争いを避けていた慶喜に対し、西郷は挑発的な行動をとり鳥羽・伏見の戦いに持ち込んだのだ。そして、「錦の御旗」を立て、旧幕府軍を賊軍に仕立て勝利に導く。
西郷隆盛と徳川慶喜、知略の限りを尽くした戦いの全貌に歌舞伎俳優・尾上松也と尾上右近が迫る。
古地図案内人:木村幸比古(霊山歴史館副館長)