第9話 野良ネコにも名前はある
ホグの優しい言葉を聞き、ドヒは「自分は二度と誰とも愛し合えない」と号泣する。子供の頃にも涙が止まらない経験をしたと言って泣きじゃくるドヒを、ホグはそばで励まし続けた。一方、ホグと話をするためにやってきたガンチョルは、ホグとドヒが肩を寄せ合う姿を目撃してショックを受け、そのまま家に帰ってしまう。説得されてもなお、ドヒの子供の父親はガンチョルだと思い込んでいるホグは、養子に出す前に子供の名前を付けてくれとガンチョルに頼み込む。ホグに会うたびに、ガンチョルの気持ちは揺さぶられていた。ドヒがホグの部屋を出ようとした時、そんなモヤモヤした気持ちを晴らすべく、ガンチョルがホグの部屋に乗り込んできた。