第49回  なぜ名君・徳川綱吉に『犬公方』の汚名

Kochizu_49.jpg 今回のテーマは、「犬公方」として知られる5代将軍・徳川綱吉!

▼ひも解く歴史の謎
①悪法!?「生類憐れみの令」の実態とは
②徳川綱吉は平和を築いた名君だった
③「綱吉=暴君」死後に着せられた汚名の黒幕

生類憐みの令で江戸庶民を苦しめたと悪評高い5代将軍・徳川綱吉。しかし近年、「戦国の殺伐な社会風潮を根絶した」など一定の評価が与えられるようになってきました。
殺生を禁じ、銃規制や飲酒規制などを敷いて人々の暮らしを整えた綱吉が、なぜ「暴君」と伝えられるようになったのでしょうか。
そこには、ひとりの男の深い嫉妬が潜んでいました。歴代の将軍の中で最も独創的な政策を行った綱吉。「悪法」とも言われた政策に秘められた綱吉の真意とは。
歌舞伎俳優・尾上松也が古地図を片手に謎をひも解きます。

古地図案内人:石村篤史(中野区立歴史民俗資料館)、根崎光男(法政大学人間環境学部教授)