第46回  『吉原遊郭の事件簿』絢爛と悲劇の色街

今回のテーマは、「幕府公認の遊郭・吉原」!

▼ひも解く歴史の謎
①なぜ「幕府公認の遊郭」が誕生したのか
②吉原に通った「水戸黄門」「遠山の金さん」
③身請け拒否の悲劇「仙台高尾事件」

Kochizu_46.jpg 江戸時代、幕府公認の遊郭であった吉原。江戸の男たちにとって、ここで贅沢をすることこそが粋でした。
そんな吉原には、あの水戸黄門や遠山の金さんなど、名だたる人物も通っていました。彼らと吉原の関係とは。
華やかな表の顔の一方で、客と遊女によるスキャンダルも数多くありました。
その一つが、伊達政宗の孫・伊達綱宗に寵愛され、1万両を超える小判を積まれたにもかかわらず身請けを拒否し惨殺された遊女「仙台高尾」の事件。このような事件が起こった背景とは。
なぜ"吉原"が生まれたのか、遊女はどのように暮らしていたのか、江戸庶民に与えた影響とは。
歌舞伎俳優・尾上松也が古地図を片手に謎をひも解きます。

古地図案内人:山本 博文(東京大学史料編纂所教授)