第26話 善と悪
洛雲平の案内で山神廟の近くの洞窟に入った屠蘇と晴雪は、蘭生と襄鈴を見つけるが蔦の妖魔に捕らえられる。状況を打破するため屠蘇は妖魔に邪気を吸わせるが、妖魔は暴走し甘泉村の村人たちに襲い掛かってしまう。天墉城からやってきた紅玉の助けもあり屠蘇たちは妖魔を成敗するが、なんと蔦の妖魔は洛雲平の養父母であり、玉横のかけらで作った薬で変わり果てた姿になってしまったのだった。洛雲平は罪滅ぼしに自分の内丹を屠蘇に与え、枯れ果てた蔦の妖魔のそばで力尽きる。屠蘇たち一行は尹千觴が待つ江都へと向かうのだった。