第13話 執着
寂桐が少恭のために新しい琴を作っていることを知った如沁は、弦を作る千年の氷蚕糸を求めるため、情報屋の茶小乖のもとを訪ねる。茶小乖は霧霊山にいる仙人が千年の氷蚕糸を持っていると如沁に教えるが、その仙人は天界より罰せられ湖に監禁されている恐ろしい者だった。一方 晴雪は満月の夜に備え、邪気を弱める薬を煎じて屠蘇に飲ませていた。そしていよいよ満月の夜、晴雪は幽都の術を試すが、屠蘇の体内の剣霊を刺激し、邪気を強めてしまう。危険を察知した屠蘇は、晴雪をケガさせないよう無理やり部屋の外に出す。屠蘇の体を案じる晴雪だったが、そこへ突然 襄鈴が現れて...。