第5話  幽都からの客人

晴雪は剣客に現れた鬼面の賊から兄の気配を感じ取る。鬼面の賊は陵越たちの攻撃をかわしまんまと逃亡するのだった。賊の侵入を許すまいと厳重に警戒する中、焚寂剣の変化を察知した幽都婆が天墉城を訪れる。晴雪は幽都婆を韓雲渓と名乗る雑用係に引き合わせ雲渓かどうか確かめようとするが、陵越に見つかり幽都の人間だとバレてしまう。その場をうかがっていた屠蘇は、自分が韓雲渓だと確信する。そんな中、しびれを切らした幽都婆は無理やり剣閣へ乗り込むのだったが...。