第20回 加賀百万石・前田家 幕府との265年の攻防
①金沢城に秘められた一触即発の緊張感
②「防火用」はウソ!?水路建設の真実
③財政難に立ち向かう錬金術とは?
豊臣政権の時代、「五大老」として政治の中心を担っていた徳川家康と前田利家。石高が突出していた家康と、秀吉に気に入られていた利家の力関係は拮抗していました。
しかし、秀吉が亡くなると前田家は後ろ盾を失い、さらに利家が亡くなると徳川家に謀反の疑いをかけられるようになります。そんな緊張感の中で大改造が行われた金沢城には、徳川家との戦いに備えた防御の秘密が数多く隠されています。
幕府の監視の中、どのように備えを万全にしていったのでしょうか。また、幕府による参勤交代などの圧力に対して、加賀藩はどうやって財政を維持してきたのでしょうか。
歌舞伎俳優の尾上松也と尾上右近が古地図を片手にひも解きます。
古地図案内人 森永寿久(石川県夕日寺健民自然園)