第14回  江戸時代に突如起こった奈良ブームの裏側

江戸時代に突如起こった奈良ブームの裏側 第14回

江戸時代に突如起こったという奈良観光ブームの裏側に歌舞伎俳優・尾上松也と尾上右近が迫ります。江戸を中心に全国各地への距離が記されている大日本行程大絵図には、奈良という地名の他に「大仏」という文字が書かれていました。それまで観光地として注目されることがなかった奈良が地図に載るほどにまでなった理由とは。奈良に観光ブームが起こった後、奈良の人々はこのチャンスを生かすために、様々な作戦を編み出しました。観光客をもてなし、商売につなげる方法とは。ブームを一過性で終わらせないために仕組んだ秘策とは。国宝・阿修羅像で有名な興福寺には、江戸時代、それを超える見るべきものがありました。一年に一度しか見ることが出来なかったそのイベントとは。

古地図案内人 中西裕子(なら・観光ボランティアの会)