目指せ!漫画家!!
4月から始まりました『BS11テレビ講座シリーズ』をご存知でしょうか?
各分野のプロフェッショナル講師陣から、家にいながらにしてその手法、極意を学べるなんともお得なテレビ講座。
記念すべき第1弾は「マンガの描き方」をテーマにお送りしています。
その収録風景といえば、まさに学校の教室のようです。
カメラが止まっても黙々とマンガを描き続ける生徒さんたちと、一人一人の席を回って指導してゆく先生。
ふと、自分の学生の頃を思い出す風景です。
授業回数も10回を超え、生徒さんたちの作品も、ほぼ完成形に近づいてきていますね!
「ゼロから始めるマンガ上達塾」の塾長を務めていらっしゃるのは、マンガ学校の現役の講師である管先生。
管先生、BS11のwebサイトもチェックしてくださっていたようで、メッセージ投稿にあった質問に答えていただきました。
ここでご紹介させていただきます!
Q:
あの、ペン先につけたインクを調節するときにインクビンの縁でやってはいけない、と放送していましたよね、
これはいったいどういう理由なのでしょうか?
プロでも結構皆さん普通にやっていると思うのですが。
あと、効果線は線の太さを揃える、とポイントで出ていましたが線の太さに 細、太 混ざってるほうが、なんとなく迫力出る気がするんですけど 駄目ですか?
A:
ペン先のインクの量を瓶の縁で調整する事についてですが、続けていると縁の周りにインクの塊が溜まって来ますよね・・
溜まって来るとふたの開け閉めする際に、塊の剥がれ落ちてくる量が増え、インクが早く傷みます。
また、塊がペン先に引っかかり、ペン入れの際、インクが出にくくなったり、描き損じも増えてきますのでやめた方がよいでしょう。
現場を経験しないで作家になった方には、やってしまう方もいますが、インクを大切に使う知識として覚えておくとよいですね。
効果線に関しては、太さにバラつきが出ると美しく見えません。
太い線を引くより、細い線で揃えて引く方が難しいのですしバリエーションを増やす際に汎用性が利きます。
まずは、常に安定した同じ太さの線で引ける様、練習をする事をお勧めしたいと思います。
ほぉー。マンガを描くには、道具も大切に使う必要があるようですね!
是非、皆さんも参考にしてください。
次回は、「『スクリーントーン』って何?」をお送りします!
お楽しみに!!