第4回  新緑の嵐山・保津峡~トロッコ列車と保津川下り~

今回は、京都屈指の景勝地・嵐山から保津峡を訪ねる。嵐山の象徴・渡月橋が最初に架けられたのは今から約1200年前。桂川とともに、嵐山の景観を彩ってきた。桂川は古くから水運に利用され、都人(みやこびと)の暮らしを支えてきた川で、嵐山よりも上流の保津川と呼ばれる流域では、古くから木材を運ぶ筏(いかだ)下りも盛んだった。しかし、川幅も狭く、木造船の航行は困難を極めたため開削工事に乗り出し、川の舟運(しゅううん)を大きく変えたある人物がいた。番組では、年間100万人もの乗客が訪れる人気観光列車「トロッコ列車」と、創業400、日本最古の川下りと言われる「保津川下り」に密着、時代の変化とともに衰退の危機に直面した船頭たちの復活の物語や鉄道の廃線という絶体絶命のピンチから復活を遂げた鉄道会社の物語を通して、新緑まぶしい保津峡の魅力を探って行く。

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