第22回  日本遺産への取り組み ~ 文化庁長官 宮田 亮平

ゲスト:宮田 亮平(文化庁長官)

現在、文化庁長官を務めているのは、元東京芸術大学の学長だった宮田亮平さん。家族全員が東京芸術大学出身の芸術家一家に育ち、東京芸術大生時代から、鍛金作家としての才能を認められ、様々な賞を受賞。2005年に東京芸大で学長に就任。以降も精力的に作品に取り組み、2007年「日本現代工芸美術展」、2009年「日展」で内閣総理大臣賞を受賞。現在の東京駅の銀の鈴は宮田さんの作品です。文化庁長官となったいま取り組んでいるのは、地域文化を見直し価値を上げる「日本遺産」。そしてオリンピックに合わせ開催が計画されている数々の文化プログラムです。文化がその土地にあれば観光が栄え、観光が栄えれば経済効果があるという、文化と観光、経済の三輪車構造をつくっていきたいと宮田長官。東京オリンピックを次世代に誇ることができる「レガシー」創出のきっかけにするには何が必要なのか、文化庁の取り組みなどを聞きます。