第20回  建仁寺~国宝・風神雷神図 禅寺で昇華する芸術

kyoto-roman_20.jpg 京都市東山区にある建仁寺を訪ねる。建仁寺は、建仁2年(1202)に栄西禅師が建立した京都最初の禅寺。
800年以上の歴史を誇り、境内には数多くの貴重な文化財が残されている。また俵屋宗達の晩年の最高傑作と言われる国宝・「風神雷神図屏風」はもちろん桃山画壇の巨匠・海北友松の襖絵をはじめ、現代の芸術家の作品も展示するというアーティストに開かれた寺院の側面も持つ。番組では、勅使門から三門、法堂、方丈と一直線に並ぶ禅宗様式の伽藍配置や俵屋宗達、海北友松他、多くの作品を見ながら建仁寺の魅力に迫っていく。