1月15日~19日

1月15日(月)
「急浮上!空母化と巡航ミサイル」

ゲスト:中谷 元(自民党衆議院議員 元防衛大臣)、田中 均(日本総研 国際戦略研究所理事長 元外務審議官)

安倍政権は北朝鮮の脅威に対応するため防衛力の強化を進める。12月には過去最高となる約5兆1,900億円の18年度防衛予算案を閣議決定、長距離巡航ミサイルなど新たな武器の経費が盛り込まれた。長距離巡航ミサイルは「攻撃能力」を指摘する声もあり、専守防衛の範囲を逸脱する懸念が根強い。さらに、防衛省では護衛艦を戦闘機が搭載できる空母に改修する案も出ているという。専守防衛の方針を転換する時代が来たのか?国際情勢の変化の中、安全保障のあるべき姿を問う。


1月16日(火)
「黒田日銀の5年を問う 異次元緩和もう限界?」

ゲスト: 飯田 泰之(明治大学准教授)、小幡 績(慶応大学准教授)

黒田東彦氏が日銀総裁に就任し、「異次元」の大規模な金融緩和を始めて5年。日銀は市場から国債を買い取り世の中に大量のお金を流し込んできた。景気や雇用は改善傾向だが、2%の物価上昇目標は実現できず、達成時期は6度延期。デフレ脱却も進んでいない。いまや財政規律の緩みなど、副作用への懸念が強まる。4月に日銀総裁の任期満了が迫るなか、「ポスト黒田」の行方は?「出口戦略」なき緩和を続ける日銀が取るべき道とは何か?


1月17日(水)
「通常国会幕開け!野党第一党・立憲民主党の役割とは?」

ゲスト:枝野 幸男(立憲民主党代表)、与良 正男(毎日新聞専門編集委員)

2018年が幕を開け、間もなく通常国会が開会。与党によって憲法改正議論が加速することは必至。バラバラ野党は存在感を示すことができるのか?
今回は野党第一党である立憲民主党の枝野幸男代表が生出演。野党3党による統一会派結成はあるのか?憲法改正への見解、「モリカケ問題」追及は継続するのか?さらには来年に控えた参議院選挙への策など、「まっとうな政治」を目指す枝野代表に直撃。2018年の政治はどう動くのかを考える。


1月18日(木)
「経済成長の切り札!ナイトタイムエコノミーとは?」

ゲスト:梅澤 高明(A.T.カーニー 会長)、秋元 司(国土交通副大臣 / 自民党時間創出推進議連 事務局長)

2020年の東京オリンピックに向けて、観光立国を目指す日本。海外からの旅行者は5年間で4倍近くに増える一方で、日本経済を下支えしてきたインバウンド消費の減速感が強まっている。訪日客をターゲットにした方策のひとつが、ナイトエコノミーと呼ばれる夜の消費活動。遅い時間でも楽しめる演劇やミュージカルなどのエンターテインメントを増やし、消費時間を拡大させることで日本経済全体を活性化させるのが狙いだ。2020年には4000億円になるともいわれる夜間の市場。労働力不足が懸念される中、日本はどのようにナイトタイムエコノミーを取り入れていくのか?専門家に話を聞く。


1月19日(金)
「人生100年時代の生き方」

ゲスト:宮木 由貴子(第一生命経済研究所主席研究員)、太田 啓之(朝日新聞GLOBE編集部記者)

2016年、日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳といずれも世界第2位で過去最高を更新した。しかし喜んでばかりはいられない。現在日本では65歳以上が総人口の27%、80歳以上が8%を占める。しかし2050年には65歳以上が37%、80歳以上16%に増えると見られている。世界中に類を見ない高齢化社会が目の前に迫ってきている。また、今年生まれた赤ちゃんの半数以上は100歳を超えて生きるという予測も出ている。長生きすることはうれしいことだが、様々な不安もある。老後資金は大丈夫か。健康状態はどうなのか。長生きがリスクになるのではないか。人生100歳時代を迎えるにあたって我々はどう対処すればいいのか?朝日新聞GLOBE編集部の太田啓之記者と「人生100年時代のライフデザイン」の著書をまとめた第一生命経済研究所の宮木由貴子主席研究員に聞く。