第37回  第三十二番札所・観音正寺(滋賀)

saikoku33_37.jpg 西国三十三所、第三十二番札所・観音正寺。聖徳太子によって創建されたと伝わるお寺で、山中を進む巡礼道は険しい石段が続きます。長い歴史を持つお寺ですが、平成5年の火災によって本堂と本尊を焼失し、平成16年に再建されました。本尊を新たに建立するにあたっては遠くインドから23トンもの白檀が輸入され、現代の仏師・松本明慶(みょうけい)が彫り上げました。また万葉集にも歌われた、眼下に広がる蒲生野(がもうの)の風景も見どころの一つです。