第32回  伊勢神宮 ~なぜ人は『お伊勢さん』を目指すのか?~

ゲスト:中井美穂(アナウンサー)、山田順子(時代考証家)

nazotoki-mystery_32.jpg 神が宿る場所...伊勢神宮。江戸時代には当時の日本の総人口の5分の1に相当する300万人もの人々が訪れた年もあったという。庶民の間では老若男女、貴賤貧富の区別なく「一生に一度は伊勢参り」という慣習があった。伊勢神宮は聖なる場所として有名な一方、俗なる世界も併せ持っていた。伊勢にやってくる人々の世話を取り仕切っていたのが、御師と呼ばれる伊勢神宮の下級神職だ。実はこの御師が伊勢ブームを全国に広めていった張本人。御師はどのように伊勢神宮の魅力を説いていったのか。そして、様々な仕掛けが存在する伊勢神宮とはどのような場所だったのか。伊勢神宮にまつわる謎に迫る。