11月6日~10日

11月6日(月)
「男社会 衆院女性議員1割の謎」

ゲスト:菊田 真紀子(衆院議員 無所属)、浜田 敬子(前AERA編集長 / ジャーナリスト)

「小池新党」など良くも悪くも女性が注目された今回の総選挙。女性立候補者数は、史上最高の17.7%だったが、終わってみれば当選したのはわずか1割(10.1%)。女性議員比率は、相変わらず世界最低水準のままだ。なぜ、女性議員は増えないのか?「男社会」と言われる政界に飛び込んだ注目の女性議員を招き、女性の権利や地位向上のために「日本の政治の仕組みをどう変えていくのか?」を検証し、女性ならではの国会改革案を考える。


11月7日(火)
「トランプ対北朝鮮政策 日米圧力で武力衝突は」

ゲスト:辺 真一(コリア・レポート編集長)、 前嶋 和弘(上智大学教授)

トランプ米大統領が11月5日から3日間の日程で、初めて日本を訪れる。日米首脳会談で焦点となるのが、核・ミサイル開発で挑発を繰り返す北朝鮮問題。来日中には、拉致被害者家族との面会も予定される。トランプ氏は9月の国連演説で「北朝鮮を完全に破壊する」と発言し、米朝の過激な言葉の応酬は止まらない。北朝鮮情勢は、どこまで危険な領域に達するのか。トランプ氏が「許容できぬ一線」とは。日米首脳会談と北朝鮮の最新動向を専門家に聞く。


11月8日(水)
「大相撲十一月場所 注目!休場明けの横綱」

ゲスト:旭道山 和泰(元小結)、杉山 邦博(元NHKアナウンサー)

3横綱が休場。さらに、人気力士である大関・高安と宇良が途中休場した九月場所を制したのは、一人横綱の日馬富士だった。終わってみれば、番付通りの結果だったが、日馬富士は序盤に黒星が続き、優勝どころか引退も考えたというほど追い込まれていた。しかし、最後は意地を見せ横綱の面目を保った。となると、十一月場所は休場明けの3横綱が気にかかる。無様な相撲を見せれば、即引退。それが横綱なのだ。過去を振り返れば、休場明けに強かったのが千代の富士。調整が難しい休場明けに、どうやってコンディションを整えていたのか?その調整力の秘密に迫る!


11月9日(木)
「外国人特派員が検証するトランプ来日」

ゲスト:ジョナサン・ソーブル(NYタイムズ記者)、ジェームズ・シムズ(フォーブス誌記者)

11月5~14日の日程で大統領就任以来初めて東アジア5か国訪問を行うトランプ大統領。その最初で、最長の滞在をする日本では何が話し合われ、それを世界のメディアはどう見るのか?北朝鮮をめぐる緊迫した状況の中、東アジアに睨みを効かせる地域に三隻の空母を配置したトランプ戦略は、軍事力を背景とした交渉を日韓中各国と行う意思の表れなのだろうか?今回の衆議院総選挙において、与党側が圧勝するだけでなく野党側の護憲・反安保法制勢力が実質的に崩壊したことは、日本側が積極的な外交・安全保障政策を選択する準備があるという民意を明確に米国に伝えたことになると評論する外交専門家もあり、そうなると同盟国である日本からの政治的・外交的バックアップを得ることで、トランプ政権は韓国・中国に対して強気の外交交渉を行うことが可能になったとする見方も出てきている。日本はトランプ外交戦略に対し、独立国家として独自のポジションを築くことが出来たのか?それとも対米従属の地位に引き込まれたのか?それを海外メディアはどう見たのか?


11月10日(金)
「新しい世界のルール作りとは」

ゲスト:國分 俊史(デロイト トーマツコンサルティング執行役員)、北郷 美由紀(朝日新聞記者)

2015年9月、国連の全加盟国によって採択された「持続可能な開発目標(SDGs)アジェンダ2030」。またその年の12月には気候変動に関する目標を掲げた「パリ協定」も締結された。
2つの世界的な合意は今後の国や企業があらゆる分野で地球上にこれまでになかった新たな国際ルールを作り上げなければならないことを示している。新しい国際ルールはどのように形成していけばいいのか、朝日新聞GLOBEの北郷美由紀記者と社会課題起点のルール形成戦略の第一人者のデロイト トーマツコンサルティング執行役員の國分俊史氏に聞く。