第14回  平等院鳳凰堂

京都浪漫~美と伝統を訪ねる~

今回は、京都南部・宇治にある世界遺産・平等院と宇治茶の文化を訪ねる。
平等院は、平安時代後期の1052年、藤原頼通が、父・道長の別荘を寺院に改めたのが始まり。10円玉のデザインでも知られ、「極楽いぶかしくば宇治の御寺を敬へ」と歌われた国宝・鳳凰堂は平成の大修理を終え、創建当時の輝きを放っている。
また、宇治の地は、全国ブランドとして知られる宇治茶の産地。
番組では、この地を熟知するガイドと共に、平等院の歴史秘話を紐解くと共に、朝日に輝く鳳凰堂の魅力に迫る。また、江戸時代には魔除け・縁起物として大名家に納められ、現在、存続の危機にある幻の工芸品・茶の木人形の研究家や作家の工房を訪ね、ひたむきに創作活動に取り組む姿やその魅力・課題についても考える。