7月24日~28日

7月24日(月)
「赤信号民進党 解党的?再生とは」

ゲスト:松野 頼久(民進党 衆議院議員)、伊藤 惇夫(政治アナリスト) 

都議選前後の混乱、離党者の続出など低迷を続ける民進党。安倍政権の支持率下落という"敵失"状態にも関わらず、無党派層の受け皿になりえていない。そして、都民ファーストの国政への進出いかんでは、野党第一党からの転落が予想されている。
内憂外患、課題は山積みという"崖っぷち状態"の党をどう立て直すのか?蓮舫代表のもと、党内結束をはかれるのか?民進党結党の立役者である松野頼久衆議院議員に、混迷を極める党の処方箋を聞く。


7月25日(火)
「若狭氏小池新党で国政進出へ 成るか?国民の受け皿」

ゲスト:若狭 勝(衆議院議員)、中北 浩爾(一橋大学教授)

自民党が歴史的大敗を喫した都議選。次なる注目は、都民ファーストの会の国政進出だ。小池知事に近く、自民党を離党した若狭勝衆院議員は、「国政政党を年内に設立することは十分考えられる」と語る。既成政党が十分にまかないきれない新しい流れは、これまで新党が吸収してきた。今回も都民ファーストの会が、安倍自民への批判票の受け皿になり、民進をのみ込んだ。新たな時代に対応した政党をどう作り上げていくのか。かつての第三極ブームのようなバブルで終わらないために必要な事とは。新党に意欲を示す若狭氏に、その戦略を聞く。


7月26日(水)
「安倍首相『閉会中審査』で信頼回復!?」

ゲスト:寺脇 研(京都造形芸術大学教授・元文部省官僚)、与良 正男(毎日新聞編集委員)

加計学園の獣医学部新設を巡り、安倍首相が出席する衆参予算委員会の閉会中審査が24日・25日に開催。疑惑の幕引きを図り自ら矢面に立った安倍首相。
野党追及の中、事業者が加計学園に正式に決まった今年1月20日まで知らず、自らの支持や働きかけはなかったと釈明。疑惑は深まるばかり...これで国民への説明責任は果たされたのであろうか?加計学園問題と共に閉会中審査で野党からの追及が避けられない「日報隠蔽問題」の稲田防衛相。内閣改造への影響はあるのか?これらの問題を巡ってはリークともいえる様々な情報が続出!霞が関の反乱?自民党内分裂?閉会中審査によって30%台にまで落ち込んだ内閣支持率は回復することができるのか?首相出席の閉会中審査を総括し今後の政局を占う!


7月27日(木)
「小沢一郎の大野党構想」

ゲスト:小沢 一郎(自由党 代表)、金井 辰樹(東京新聞 政治部長)

支持率低下に歯止めがかからない安倍政権。8月3日に内閣改造が予定されているが、それで国民の不信感を拭うことができるとは思えない状況となっている。野党にとってみれば、『絶好のチャンス』のはずなのだが、各党とも、人材・実力不足といった感は否めない。新たな連携の可能性はあるのか?受け皿となりうるのは、どこか?第三極の登場は?
小池百合子都知事が、かつて側近として仕えたときに政治・選挙手法を学んだ 自由党小沢一郎代表をゲストに招き、徹底検証する。


7月28日(金)
「日米欧・割れた金融政策の行方」

ゲスト:白井 さゆり(慶応義塾大学総合政策学部 教授)

日米欧の経済・金融政策の行方を検証する。混迷を極めているトランプ政権だがアメリカ経済は好調を維持している。ニューヨークのダウ平均株価も連日過去最高値を更新中。しかし先ごろ出たIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しではアメリカのGDPを今年、来年とも下方修正した。いったいアメリカ経済に何か起きたのか?
欧州では英国のEU離脱を巡り、政治的には混乱要因が横たわっているものの、経済は各国の景気回復が進み、金融当局も米国に続きゼロ金利政策を解除する動きが進んでいる。
一方、日本では景気回復の兆しはあるものの、物価上昇の動きが鈍く日銀の出口戦略は全く見えてこない。
出口に向かって進む米国と欧州、その一方で出口の見えない日本には何が必要なのか?二手に分かれていく日米欧の金融政策の行方と世界経済について、昨年まで日銀審議委員を務めた白井さゆり慶應義塾大学教授に聞く。